シンガポールでドライタイヤを履くのが早すぎた……ガスリー、不満をチームと話し合ったと明かす「チームみんなが正しくなかったと理解している」

 

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、前戦シンガポールGPで、インターミディエイトタイヤからドライタイヤに早々に履き替えたドライバーのひとりだった。しかし当時はまだ路面が濡れており、この影響でいくつか順位を落とすことになった。
 ガスリーは最終的に10位でフィニッシュ。一方でピットストップを遅らせたマクラーレンの2台は、セーフティカー出動に助けられたこともあり、4位と5位にポジションを上げることに成功した。
 ガスリーはレース後、チームの判断を批判。ピットウォールとのコミュニケーションの欠如を嘆いた。しかし日本にやってくるまでの間に、エンジニアとこの問題について話し合いをすることができたようだ。
「僕ら全員、どれほどの競争力があるのか分かっているだろう」
 シンガポールでどれだけ失望したかをmotorsport.comに尋ねられると、ガスリーはそう語った。
「ダニエルがフィニッシュしたところを見ると、今季最高の結果に匹敵する、5位を手にできた可能性があったと信じている。明らかに、僕は非常に失望したんだ」
「僕らは全てを調べた。何が間違っていたのかは、明らかだった。あと数周はステイアウトするべきだったね。このことについて、僕らは全てを話し合った。残念ながら、もう終わったことだから、結果を変えることはできない。前に進んで行かなきゃいけないんだ」
 ガスリーは、当時手にしていたデータの中で、チームは最善を尽くしたことを認めた。
「僕らは、いくつかの情報に基づいてその判断を行なった。でも残念だけど、それは正しい判断じゃなかったということに、僕ら全員が同意したと思う。後から考えればね」
「間違いなく状況は非常にトリッキーだった。ああいう状況でのピットウォールで何が起きているか、そしてコースが乾く状況など、そういうことを過小評価していたわけじゃない。でも僕らは間違いなく、あの時の状況にもっとうまく対処し、より良い決定を下すことができたはずだと理解していると思う」
「僕らはチーム全体と全てのことを経験した。そしてもう一度やり直すことができるのなら、別の方法を採ることになると思う」
 ガスリーは来季もアルファタウリとの契約を結んでいる。しかしアルピーヌに移籍するのは間違いないと言われており、近日中にも発表されるものと見られている。ガスリー自身はこの件についてコメントすることを避け続けているが、将来がどうなったとしても、アルファタウリ在籍中に仕事のやり方が変わることはないと主張する。
「現時点では継続に基づいている。そしてこれまでも言ってきたように、全て契約が結ばれている」
「アプローチを変えることに意味はない。でも、決定が早ければ早いほど、僕を含めて関係者全員にとって、自分がどっちの方向に向かっているのかを正確に把握できるようになると思う」
 
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