3年ぶりのF1日本GP開幕。雨の中アロンソがFP1最速でフェラーリ勢退ける。初の母国GP角田裕毅は19番手
F1第18戦日本GPのフリー走行1回目が行なわれ、アルピーヌのフェルナンド・アロンソがトップタイムを記録した。
2019年以来、3年ぶりの開催となるF1日本GP。グランプリ初日は朝から降雨が続き、FP1開始前の気温は15度、路面温度が20度と10月上旬ながらも、上着が欲しくなるような肌寒いコンディションとなった。
60分のセッションは静かな出だしとなったが、5分が経過するとケビン・マグヌッセン(ハース)からコースイン。続けて初の日本GPとなる角田裕毅(アルファタウリ)もコースへ姿を現し、悪天候ながらもサーキットへ集まった母国のファンにその姿を披露した。
ウエットタイヤで走り出した角田は、チームに「川のようになっているエリア」もあると伝え、1周でピットへ戻っていった。
マシンやコースコンディションの確認のための走行が散発的に行なわれる時間が続いたが、セッション開始から20分が経過しようとする頃には、タイム計測を開始するドライバーも増え、まずはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分48秒104をマークした。
角田もセッション折返しを前にタイム計測を開始。ルクレールから3.4秒落ちとなる1分51秒191でまずは1回目の計測を終えた。
この頃には雨脚も弱まり、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がタイムアップ。1分47秒758でチームメイトのトップタイムを上回った。
セッションが残り30分を切ると、ここまで走行を控えていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)も走行を開始。ダンプコンディション用のインターミディエイトタイヤを真っ先に投入し、サインツJr.から3.6秒速い1分44秒059でトップに。これに続いてインターミディエイトタイヤを履くドライバーが増え始め、タイムシートが大きく塗り替えられていった。
フェラーリ勢やアルピーヌ勢がフェルスタッペンのタイムを上回り、中でもフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が最速。1分42秒248で首位に立った。
決勝レースが行なわれる日曜日も降雨の可能性があることからか、ルクレールや角田らは積極的に周回を重ねたが、雨脚が再び強くなり、残り10分を前に全てのドライバーがピットへ戻った。
ただセッション最終盤になるとピットアウトするドライバーも増え、ここまで走行出来ていなかったセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)もここでタイム計測を完了した。
60分のFP1が終了し、各ドライバーはスタート練習を行なうためにグリッドへ向かった。
セッションは結果的にアロンソがトップタイムでフェラーリ勢を退けた。4番手にもアロンソのチームメイトであるエステバン・オコンが入るなど、アルピーヌとしては週末に向けて良い蹴り出しとなった。
5番手にマグヌッセン、7番手にミック・シューマッハーと、ハースとしてもまずまずの出だしとなった。
今週末、2連覇の可能性も高いレッドブルのフェルスタッペンは6番手だったが、インターミディエイトタイヤで4周するに留まった。角田は、母国GPでの初セッションを19番手で終えた。
なお、シューマッハーはスタート練習を終えピットに戻る際、デグナー1手前のコース上の川に足を取られ、スピン。コース右手のタイヤバリアにフロントから突き刺さることとなった。ドライバーは無事だったものの、マシンのフロント部分には大きくダメージが及んだようだ。
この後15時から行なわれるフリー走行2回目も降雨が予想されている。
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