F1第18戦日本GP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 

 2022年F1第18戦日本GPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

■ランド・ノリス(マクラーレンF1チーム)
予選=10番手

ランド・ノリス(マクラーレン)
2022年F1第18戦日本GP ランド・ノリス(マクラーレン)

 トリッキーな予選で、おそらく今年一番の難しさだった。もう少し改善できる余地はあるように思うけど、たぶんひとつかふたつしかグリッドは上がらなかっただろう。

 ライバルたちは速そうに見えるが、明日のレースではポジションを上げるチャンスをうかがって、コンストラクターズチャンピオンシップでの戦いを続けたい。

■セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム)
予選=9番手

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2022年F1第18戦日本GP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

 ここを走るのは他のサーキットよりずっと楽しいんだ。クルマもスピードも素晴らしいんだけど、なによりもここでは生きていると実感できる。何年にも渡ってこの場所を楽しんできたし、今日も素晴らしい1日を過ごすことができた。明日どうなるかはわからないが、今日は本当に幸せだ。

 同時に、予選でこのコースを走るのは最後になるから、ちょっと悲しくもある。明日雨が降るかどうかは気にしていない。僕には天気をどうすることもできないしね! でもウエットコンディションの方が僕らにとっては比較的いいだろうとは思う。

 ともかく、今日は力強い1日を過ごすことができたし、天候がどうなろうと、タイヤのマネジメントでは差をつけられると思う。

 今日みたいなラップを走ると、F1を離れるのが寂しくなるね。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
予選=8番手

2022年F1第18戦日本GP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 鈴鹿での予選8番手は、望んでいた結果ではない。レッドブルやフェラーリと戦えると期待していたわけではないけれど、だとしても彼らからは遠く離れてしまっていて、結局アルピーヌと接戦を演じることになった。

 僕たちのマシンはドラッグが大きすぎて、ダウンフォースと同時に直線の速さも求められるここみたいなサーキットでは、遅れを取りがちだと分かっている。これについては来年に向けて改善しようと取り組んでいるところだが、時間がかかるだろうね。

 レースでは、今日よりは強力なペースがあると思っている。FP3でのロングランは悪くなかった。でも、明日トップ4のマシンとバトルするのに十分かどうかは分からない。

(予選後の会見で語り)ストレートでタイムを大量に失っている。シーズン通してそういう状態だったけれど、鈴鹿はロングストレートを備えながら、大きなダウンフォースが必要な、初めてのコースだ。そこで僕たちの弱点が露呈したのだと思う。

■フェルナンド・アロンソ(BWTアルピーヌF1チーム)
予選=7番手

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)&ローラン・ロッシ(アルピーヌ CEO)
2022年F1第18戦日本GP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)&ローラン・ロッシ(アルピーヌ CEO)

 明日7番手からスタートできるのが嬉しい。僕たちはウエットコンディションではさらに競争力を発揮できると思うから、明日はもう少し天候が荒れることを望んでいる。もし混沌としたレースになれば、チャンピオンシップを争っている前のクルマたちに比べて失うものがずっと少ないはずだ。週末を通してマシンの感触はいいし、今週末は数多くのクルマがほんのコンマ数秒以内に入っていて、全チームの差がほとんどないことに驚いている。

 明日のレースに向けてはポジティブな気持ちでいる。雨が降っても集中力を切らさないようにしたいし、雨になればチェッカーまでにトップ5に入れる可能性もある。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
予選=6番手

2022年F1第18戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1第18戦日本GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 このサーキットに来る前から、フロントロウや優勝を争うことができないことは分かっていた。ここではレッドブルとフェラーリは別次元だ。僕たちはマシンに根本的な限界がある。

 走っていて気持ちが良かったし、僕にとってはクリーンなセッションだった。でも極限のペースはトップから大きく離れている。できる限りハードにプッシュしたし、コーナーでは強さも感じることができた。でもこのサーキットではストレートで差をつけられている。

 明日はもう少し上位に近づきたい。天気の影響があるかもしれない。前にいるマシンと真っ向勝負でレースができるとは思っていないけれど、アルピーヌには勝てればいいね。単純に先週末より良いリザルトを達成することに集中しているよ。

(予選後の会見で語り)マシンのフィーリングはとても良かったし、バランスとセットアップにもすごく満足していた。ただ、ストレートが遅い。今シーズンずっと、ドラッグがとても大きいマシンで戦っている。どれだけペダルを踏み込んでも、速くは走れない。ストレートで他より少なくとも0.6秒は失っている。

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