F1シンガポールGP、2023年は一時的にコースレイアウト変更。1周10秒以上速くなる?

 

 F1シンガポールGPは、マリーナベイ市街地サーキットで開催されているが、2023年は一時的にレイアウトが変更されるようだ。
 マリーナベイのフロート・エリアにNSスクエアと呼ばれる新しいイベント会場が建設されるため、従来レイアウトのターン16からターン19までのエリアが来年は使用できなくなったのだ。
 これにより、グランドスタンド前の有名なセクション全体がレイアウトから無くなることになる。
 臨時レイアウトでは、鋭角な右コーナーのターン14を立ち上がってからは、アクセル全開の区間が続く。ターン15からターン16までは、379.3メートルのストレートが新たに組み込まれることになる。従来レイアウトのターン16からターン19を直進するような形だ。
 このコース変更に伴う初期のシミュレーションでは、ラップタイムが1分27秒7と大幅に短縮されることが予想されている。今年のシンガポールGPでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分49秒412のラップタイムでポールポジションを獲得している。ただ予選は完全なドライコンディションではなかった。ドライコンディションだったFP2のタイムは1分42秒台だったことを考えると、1周10秒以上タイムがアップすることになるだろう。
 今回の変更により、コース全長は4.928kmに短縮され、レースの周回数は61周から63周に増加する。
 この変更は地元の設計者とともに整理され、F1も基本的には承認しているが、FIAの世界モータースポーツ評議会の正式な承認がまだ必要である。
 2024年にはNSスクエア地区が完成し、サーキットは従来のレイアウトに戻されると予想されている。
 例年、シンガポールGPはレース短縮が議論されるほど、レース時間が2時間ギリギリになっている。だが少なくとも、2023年はその懸念は小さくなるだろう。
 
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