レッドブルのコンストラクターズタイトルは決まるのか? F1サーカスはアメリカへ……|F1アメリカGP DAZN配信スケジュール

 

 久々の開催となった日本GPから約2週間。その興奮も冷めやらないうちに、F1サーカスは太平洋を渡り、アメリカ大陸へとやってきた。テキサス州オースティンはサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される、アメリカGPである。
 このコースは高低差もあり、低速、中速、高速のバリエーションに富んだコースレイアウトが特徴。トータルバランスが求められる。そして路面は非常にバンピーであるため、それに対処するのも重要になってくる。特に今シーズンからの”グラウンド・エフェクトカー”となった新世代のF1マシンにとっては、例年以上に重要となろう。
 日本GPではレッドブルが1-2フィニッシュを飾り、マックス・フェルスタッペンが2022年のドライバーズチャンピオン獲得を決めた。そして今回はレッドブルが、今季のコンストラクターズチャンピオンを決めるかというところに注目が集まる。
 レッドブルとしては、2台であと26ポイント獲得すれば、今季のコンストラクターズタイトルが決まる。いずれかのドライバーが優勝、もう一方のドライバーが入賞すれば文句なし。一方が3位、もう一方が5位に入り、いずれかがファステストラップを決めても、チャンピオンが確定する。あるいは、フェラーリが今回18ポイント以上を獲得できなかった場合には、レッドブルがたとえ無得点であってもチャンピオンが決まるという計算だ。
 そう考えれば、レッドブルのコンストラクターズチャンピオン獲得は時間の問題と言えよう。しかしながらフェラーリ勢としても、是が非でもレッドブルを苦しめ、決定を一戦でも先送りにしようとしてくるに違いない。それが、来季のパフォーマンス向上にも繋がることになろう。その上フェラーリとしては、後方からメルセデス勢が急接近している。もし取りこぼしが続くようであれば、ランキング2位を失う可能性すらある……ここは大量得点を目指したいところだ。
 ランキング4位争いも熾烈。速さの面ではアルピーヌが一歩先行しているが、信頼性の低さというアキレス腱を抱えている。対するマクラーレンは、純粋な速さでは劣るものの着実にポイントを加算している感がある。
 さらに後方に目を転じると、ここ数戦アストンマーチンの勢いが凄まじい。日本GPでは好判断によりセバスチャン・ベッテルが大きくポジションを上げ、6位でフィニッシュ。チームとしては第4戦エミリア・ロマーニャGP以降の15戦中12戦でポイントを獲得するという安定ぶりだ。
 一方で気になるのがアルファタウリだ。アルファタウリはアストンマーチンに先行されたことで、現在ランキング9位。ここ数戦は特に角田裕毅がポイントを獲得できておらず、停滞してしまっている。同じ様にハースも無得点のレースが続いているため、アルファタウリと現状同点。このランキング8位争いも熾烈になっていきそうだ。そんな中でも、角田のスペインGP以来となる入賞に期待がかかる。
 そんなF1アメリカGPも、スポーツチャンネルDAZNで全セッションをライブ配信予定。配信スケジュールは、下記の予定となっている。時差の関係により、日本では深夜もしくは早朝の時間帯となる。お間違えのないように。
■10月21日(金)28:00(22日04:00) F1フリー走行1回目 実況:笹川裕昭/解説:柴田久仁夫31:00(22日07:00) F1フリー走行2回目(90分) 実況:笹川裕昭/解説:田中健一
■10月22日(土)28:00(23日04:00) F1フリー走行3回目 実況:サッシャ/解説:小倉茂徳31:00(23日07:00) F1予選 実況:サッシャ/解説:小倉茂徳
■10月23日(日)27:20(24日03:20) F1決勝 実況:サッシャ/解説:中野信治
 
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