KTMビンダーがトップ。エスパルガロ兄、トラブルで走行わずか…タイトル争いに影響も?|MotoGPマレーシアFP1

 

 セパン・インターナショナル・サーキットでMotoGP第19戦マレーシアGPが開幕。初日のフリー走行1回目は、KTMのブラッド・ビンダーがトップタイムとなった。
 フライアウェイ戦の締めくくりとなるマレーシアGP初日は、午前から東南アジアらしく気温29℃、路面温度42度℃と暑いコンディション。前戦オーストラリアGPから大きく変わったコンディションへの適応が求められる状況だ。
 FP1は序盤にマルコ・ベッツェッキ(VR46)が転倒。なおセパンは3年ぶりの開催ではあるものの、走行自体は今年2月のテスト以来となっている。
 10分が経過した頃には、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン9で転倒。ランキング3番手でタイトル獲得のチャンスを残しているが、立ち上がりとしては良くない形だ。
 一方、コース上ではタイトル争いでランキング2番手に転落したクアルタラロが序盤から速さを見せ、2分0秒543をマークして暫定トップに立っていた。
 転倒したエスパルガロに問題はなく、その後スペアマシンで再びコースイン。しかしストレートでトラブルが発生したのか、手を挙げてスローダウン。再びピットへと戻ることになった。
 これで走行可能マシンを失ったエスパルガロは、セッション残り10分を前にヘルメットを脱ぐことになった。走行できたのはわずか4周と、週末残りのセッションに影響が出かねない状況だ。
 ダリン・ビンダー(RNFヤマハ)の転倒などがありつつも、セッションは残り15分。クアルタラロが依然として暫定トップのまま、セッションは終盤となった。
 トップタイムを更新するライダーが現れたのは終盤5分を切ってからだった。ホルヘ・マルティン(プラマック)が2分0秒105をマークして暫定トップタイムを更新すると、そこから他ライダーもアタックを開始していった。
 自己ベスト更新が相次ぎ、タイムシートの並び順も踊るように入れ替わっていく。ラストアタックが終わり、最終的にFP1で最速タイムとなったのはブラッド・ビンダーだった。
 2番手は前戦ウイナーのアレックス・リンス(スズキ)、3番手にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が続いた。
 タイトルを争うランキング上位勢だが、首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は11番手、ランク2番手のクアルタラロが7番手、ランキング3番手のエスパルガロは前述のようにしっかりとした走行ができず、20番手という結果だ。
 なお厳しい条件だがまだタイトル争いのチャンスを残しているエネア・バスティアニーニ(ランキング4番手/グレシーニ)は4番手タイムと上位に並んだ。
 中上貴晶(LCRホンダ)の代役参戦が続いている長島哲太は、24番手タイムだった。
 
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