問題なのは”日曜日”。ルクレール、今季残り4レースを来季のために最大限活用「今年のことはもういい……チームとして、僕として、さらに強くなるために」

 

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、今季残り4レースでランキング2位を死守するのではなく、来季に向けて最大限に活用することを目指すと語った。
 先日行なわれたF1日本GPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝、そのチームメイトであるセルジオ・ペレスが2位となったことで、フェルスタッペンが2年連続でF1ワールドチャンピオンに輝くことになった。
 シーズン序盤を優位に進めていたルクレールはフェルスタッペンの前に屈し、現在はペレスにも先行されてランキング3番手にまで落ちてしまっている。
 そのルクレールは今季残りの4戦でペレスから2位を奪い取ることを最大の目標としているわけではなく、来季飛躍するために最大限活用したいと語った。
「そうじゃない。(フェラーリのふたりでシーズン)2位と3位でフィニッシュできれば、常にいいことだと思う。でも僕の主な焦点はそこではなく、来年のチャンピオンシップに挑戦するために、残りの4レースを利用しようということなんだ」
「来年より良いチームになるために、残りの4レースを利用したいと思っている」
 最大の課題は日曜日にあると、ルクレールは語る。
「正直なところ、日曜日の実行能力だと思う。それには、たくさんのことが必要だ」
「前回のレースでも見たように、タイヤマネジメントはまだまだ弱点だ。そしてコミュニケーション、戦略、信頼性、日曜日により強いチームになること、そして実際に、可能な限り最高の形で週末を終えることが重要だ」
「土曜日は力強いレースもあった。でも、日曜日には時々崩壊してしまうようなことがあった」
 ルクレール曰く、今度のレースでもアップデートが投入される予定であるという。しかしそれらのアップデートも、今季のためのモノではなく、来シーズンに向けたものだと説明する。
「小さなモノがいくつか予定されている。それほど多く残っているとは思わないよ。でも、シーズンは終わりに近づいている。そして焦点は、明らかに来年に向けられているんだ」
 ルクレールはそう語る。
「僕らはこの小さなアップグレードを使って、来年のマシンのデザインの最終決定を行なう前に、色々なことを理解しようとしている」
「もう22年のことなんて気にしない。でももちろん、より多くのことを学び、チームとしてより良くなるために、残りのレースに集中しようと思っている」
「でもその一方で、今年を力強く終えたいとも思っている。チーム全体のためにも、自分自身のためにもね」
 ルクレール曰く、チームの中には問題点を改善している兆候が見て取れるという。
「コミュニケーションや戦略などは、僕らがこれまで数レースで取り組んできたことだと思う。そして、すでにポジティブな兆候を見ることができた。それはいいことだ」
「そして過去のレースでも見てきたように、時間を管理するのも難しい。その原因を全て特定する必要があると思う。しかし、これも僕らが継続的に行なってきたことであり、改善されている」
「実際、今年のいくつかのレースでは、タイヤマネジメントがうまくいったのを見てきたと思う。つまり必要なのは、非常に特定な状況で優れたことができるようにするだけだ。日本では、日曜日には少し涼しく、雨も降っていた。少し予想外の状況になった時には、おそらくレッドブルほど良くはない。だから、僕らはそれに取り組んでいく必要があると思う」
 鈴鹿でフェルスタッペンのタイトル獲得が決まった後、どんな感情を抱いたかと尋ねられたルクレールは、次のように語った。
「直近の2〜3レースで、マックスがチャンピオンになるのは時間の問題だと分かっていた。だから、それは驚きではなかったんだ」
 そうルクレールは振り返る。
「タイトル獲得がもはや不可能だと気付いた時には、どんな時でも厳しい。でも、僕に何ができるだろうか?」
「もちろん、僕は残念に思っている。でもその一方で、僕は前を向いて、シーズン終盤戦を最大限に活用しようとする必要があると思うんだ」
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