ドゥカティ上層部、チームオーダー憶測に不満か。「結果を”操作”していると言うのはもうやめよう」と主張

 

 2022年シーズンのMotoGPライダーズタイトルを巡る争いについては、チームオーダーについての憶測が様々な場所で語られている。ドゥカティのチームマネージャーを務めるダビデ・タルドッツィは、そうした憶測は終わりにしようと呼びかけている。
 今シーズンのタイトル争いはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが中盤戦から猛烈な追い上げを見せ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に急接近。タイトル争いのチャンスを引き寄せた。
 しかし同時に、計8台のバイクを走らせているドゥカティ陣営がチームオーダーを発令するかどうかも注目を集めることになった。
 彼らは明確なオーダーは否定している。ただその一方で陣営のライダーに対して表彰台に届かない位置でのバニャイヤとのバトルで”無用なリスク”を冒すことについて、言及があったことはライダーの証言で認められている。
 第19戦マレーシアGPでも、オーダーは話題となった。優勝をバニャイヤとグレシーニのエネア・バスティアニーニが激しく争って、最終的にバニャイヤが優勝したためだ。
 バスティアニーニ自身は先頭に出た際、バニャイヤが背後についていた事をディスプレイに表示されるメッセージで知らされていたが、無駄なリスクを負うこと無く、勝つためにできることを全て行なったと話すなど、今回もオーダーについては否定している。
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