ハミルトン「フィーリングがとても良かった。でもこのマシンが明日どうなるのか予想できない」メルセデス/F1第20戦
2022年F1メキシコGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=5番手/2=4番手だった。ジョージ・ラッセルは、フリー走行1では、ヤングドライバーテスト規則によりニック・デ・フリースにマシンを託した。
今回のフリー走行2はピレリの2023年用プロトタイプタイヤのテストに当てられ、90分に延長、FP1でルーキーにマシンを譲ったドライバーたちのみ、最初の45分間は通常の作業が許された。フリー走行2では通常作業を行ったドライバーがトップ3を占め、ラッセルが最速タイムをマークした。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=5番手(1分20秒849:ソフトタイヤ/17周)/2=4番手(1分21秒509:2023年用プロトタイプタイヤ/32周)
今日はいいセッションとなり、今のところ自分たちのパフォーマンスには概ね良い感触を持っている。今日はこのトラックを走っていて楽しかった。マシンの細かい部分への理解を深めていくにつれて、感触がどんどん良くなっていくんだ。
FP2のタイヤテストは、できる限り実践を積むために利用した。他チームと比較しての自分たちの正確な位置は、まだ分からない。それぞれが異なるプログラムで走行していたからだ。僕は自分自身のプログラムに集中するつもりだよ。
2023年用タイヤは現在のタイヤとすごく似ていると思う。でもロングランでの一貫性が多少高く、オーバーヒートの管理がしやすくなっているようだ。
自分たちがトップ争いができるのかどうかを確認するために、今夜大量の作業をこなす。このマシンで土日がどういう状況になるのかは分かりようがないが、今日得たポジティブな結論をベースにさらに向上していきたいと思っている。
(走行後の会見で語り)フィーリングがとても良かった。明日以降のことは予想できないし、明日朝になったらマシンが満足できない状態になっていて、打ちのめされるかもしれない。そうならないことを願っているけどね。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=走行せず/2=1番手(1分19秒970:ソフトタイヤ/32周)
今日は、今年のベストとは言わないまでも、いい金曜日だった。マシンがうまく機能し、走行中に良い感触を持てた。ペースは比較的優れていたが、このサーキットの難しさは分かっている。
予選では、シングルラップランでタイヤを適切な状態に入れて機能させることが課題になるだろう。そして日曜日は、エンジンとブレーキの温度管理が難しくなってくる。
今週末の僕らはポディウムフィニッシュを狙えるはずなので、それを目標にしていく。いつもはFP2でライバルのロングランのパフォーマンスを評価するのだが、今回は通常のFP2走行ではなかったために、ライバルの位置を把握することができなかった。レース中にタイヤの温度で苦労することになれば、それが大きなチャレンジになり得る。来年に向けてタイヤの温度管理について有益な学習をしている。
一筋縄ではいかない週末になりそうだし、今夜ハードワークを重ねていくが、今日は充実した学びを得ることができた。
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