大金星ボッタス、フェラーリワークスの間に割って入る6番手に「良い一日になった」決勝では手堅く上位入賞狙う

 

 エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されているF1第20戦メキシコシティGP。アルファロメオのバルテリ・ボッタスはカルロス・サインツJr.とシャルル・ルクレールの間とフェラーリ勢に割って入る6番手を獲得し、「良い一日になった」と語っている。
 ボッタスはグランプリ初日から速さを見せ、3回のフリー走行では全てでトップ10入り。予選ではQ1から上位に食い込むタイムを記録し、ルクレールに次ぐ4番手通過。Q2ではチームメイトの周冠宇が敗退を喫する中でも6番手でQ3に進んだ。Q3でもボッタスの速さは健在。1分18秒401を記録して、フェラーリ勢の間に割って入る6番グリッドを確保した。
 フェラーリのパワーユニットを積むカスタマーチームであるアルファロメオ。フェラーリ”ワークス”と肩を並べるスピードを見せたことに、ボッタスも満足げな表情を見せた。
「かなり良い日になったし、驚きだね」
 ボッタスは予選後にそう振り返った。
「週末の始めから、僕らはかなり競争力があると感じていたし、僕自身も快適に感じられていた。だから、予選を上手くこなせば7番手争いができるとは思っていたけど、フェラーリの間に入れたのは収穫だったね」
「Q3では当然、誰かがミスをすれば結果は分からない。でも普通の予選であれば7番手が望みうる最高のポジションだったはずだ。でも誰だってミスをする。そして僕らはそれを活かすんだ」
 フェラーリのふたりは2000mを超える高地でエンジンに違和感を感じたと予選後に語っていたが、ボッタスとしては「そんな感じはしなかった」として、予選での好成績については今季マシン『C42』がエルマノス・ロドリゲス・サーキットのコースレイアウトに合っているのではないかと考察している。
 好調の要因を尋ねられたボッタスは次のように語った。
「良い質問だ。僕らは(前戦)オースティンからこのコースに向けて何かパーツを追加した訳じゃないんだ」
「でも、このレイアウトは僕らのクルマにとって良いと週末に先立って予想していた通り、かなり良いみたいだ。全ての低速コーナーで、僕らはかなり強いと思う。シケインを抜けて縁石に乗り上げるような場面でも、マシンのフィーリングはとても良いんだ」
「だからこのコースに合っていると思うし、この週末は走り始めでセットアップの微調整をしただけで済んだ。だからこの週末はセットアップが上手くいって、それをベースにできたんだ」
 昨年”メルセデス時代”にメキシコシティGPでポールポジションを獲得しているボッタス。エルマノス・ロドリゲス・サーキットは好みのコースだとして、ドライバーとしても肌に合うサーキットだと語っている。
「全体として、僕にとってはいつも良いコースだと感じているよ」
 そうボッタスは続ける。
「昨年はポールポジションを獲得しているし、当然、ここを好きなコースだと挙げるドライバーもいる。路面は滑らかでグリップも低い……僕も好きなコースもひとつだ」
「(新規定マシンにより)ドライビングが少し異なるのは確かだけど、僕は気にしていないよ」

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