F1分析|レースペースから想像される、リカルドがターン6で角田を”撃墜”するに至った理由:F1メキシコシティGP

 

 F1メキシコシティGPの決勝レース50周目に、アルファタウリの角田裕毅とマクラーレンのダニエル・リカルドがターン6で接触するという事故が起きた。レースペースを分析していくと、リカルドがターン6でオーバーテイクを仕掛けた、あるいは角田よりも良いラインを通ろうとした理由が見えてくる。
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【動画】リカルド、”無謀な”オーバーテイクで角田を弾き飛ばす……10秒のタイム加算ペナルティ

 角田はメキシコシティGPの決勝レースの大半で11番手……入賞まであと一歩のところを走っていた。すぐ前にはマクラーレンのランド・ノリスがいたが、レース終盤にはその差は徐々に開きつつあった。
 一方で角田の後方からは、ソフトタイヤに履き替えたばかりのリカルドが猛烈なペースで迫りつつあった。そして真後ろにつき、50周目のターン6で、リカルドが角田のインを突いた。しかしこれは強引。角田は執拗にイン側のラインを閉めたわけではなかったものの、両者が交錯。アウト側にいた角田は弾き飛ばされるような格好になってコースオフし、さらにマシンにも大きなダメージが及んでいたため、ピットにはたどり着いたもののリタイアを余儀なくされた。
 リカルドはレース後に「あのコーナーでユウキをオーバーテイクするつもりはなかった」と語っているが、レーススチュワードはリカルドに非があるとして、レースタイムに10秒を加算するペナルティを科した。

F1メキシコシティGPレースペース推移:ノリス、角田、リカルド
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