ガスリー、F1パドックを訪れる分別のないファンを非難。パスポートの入った私物のカバンを開けられたと明かす
アルファタウリのピエール・ガスリーは、パドックを訪問するF1ファンは、分別を持って敬意を払い、ドライバーに押し付けがましく接しない必要があると述べている。
オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたF1アメリカGPでは、通常は制限エリアになっているF1パドックにファンがあふれていた。同じ状況はメキシコのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでも起きており、かなりの数のパスが部外者に配られていた。
「人を入れることに問題はないが、僕たちが必要としているスペースを尊重していないゲストがいることも事実だ」とガスリーは『RaceFans』に説明した。
「予選前に他チームのガレージに入ってきて、写真撮影を求める人たちもいる。僕たちはここで仕事をしているし、できる限りファンのために時間を割いているのは言うまでもない。でも今週末は、僕はあえてホスピタリティから出なかった。そうしないともみくちゃにされてかなりの混乱になると分かっていたからだ」
パドックのゲートを通ったり、チームのホスピタリティユニットからガレージへ向かったりする際にドライバーにファンが群がることだけでなく、ガスリーは私物のバッグが気づかないうちに開けられていたことを指摘した。それはこの週末とオースティンの双方で起きたことだという。
ガスリーはそうした限度を超えた人々に対し、明らかに腹を立てていた。
「僕は昨日の朝にバッグを持ってホスピタリティに到着した。なかにはパスポートが入っていた。僕が気づかいないうちに開けられていたんだ」
「僕も、僕のマネージャーも開けていないのは明らかだった。彼はバッグを見てすぐに閉じたからね。でも同じことはオースティンでも起きた。パドックから出た時にね」
ガスリーは、この件と、パドックにセキュリティ対策を導入する必要性の有無についての話が、金曜日のドライバーズブリーフィングで議題に上がったと語った。
「今のところF1にはセキュリティ対策がないように感じるので、何かしらできることがあるかもしれない」
「でもさっきも言ったように、僕はファンに最大限の時間を割いている。誰も入れたくないということではない。誰もが満足できる道を見つけたいだけだ」
「ドライバーズブリーフィングでそのことを話し合った。子供や人々が本当に楽しんでいるのを見るのは素晴らしいことだと思う。でもどこで僕たちと触れ合えるのかということと、干渉しないでほしい時があることを理解してもらう方法を見つければいいのかもしれない」
地元のヒーローであるセルジオ・ペレスは、この問題を重要視しておらず、単に同胞のF1への献身的な情熱が反映されているだけだと主張した。
「もちろんメキシコ人は情熱的だけど、彼らは素晴らしい人々だよ」とペレスは語った。「彼らは誰も傷つけたりはしない」
「この光景を見るのは素晴らしいことだ。他の多くの国では見られないものだ。だからF1が楽しめたらいいだろうね」
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