フェルスタッペン、ダメージ回避が最優先のF1スプリントレースを好まず「僕にとっては本当のレースではない」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1のスプリントを好んでいない。30分間の猛ダッシュのレースはまず何よりダメージを避けることが重要なため、フェルスタッペンは「本当のレースではない」と主張している。
F1は2021年シーズンに、土曜日の午後にグリッド順を決めるスプリントのトライアルを行い、今年も3戦で実験を継続することを決めた。2回のイベントは今年前半にエミリア・ロマーニャGPとオーストリアGPで開催され、3回目にして最後のスプリントレースは、今週末のインテルラゴスで開催される。2023年には、F1はこのフォーマットを6カ所のサーキットで行う予定だ。
しかしフェルスタッペンは、その見通しについて興奮とは程遠い心境だ。
「このレース(スプリント)は毎回やるたびに、『マシンにダメージを負うな、トップ3に留まっていろ』という感じなんだ」とフェルスタッペンは語った。
「僕にとっては本当のレースではない。なぜなら決勝レースになれば、はるかに多くのポイントを獲れると分かっている。もう少しリスクはあるけれどね」
「新たにスタートするのはエキサイティングだけれど、上に進めるのは下の順位のドライバーだけだ。スティントの間持ちこたえられるタイヤを履いているし、特に何も起きないからだ」
「あまり刺激的ではない。それでももちろん勝とうとするけれどね」
F1はスプリントレースがグランプリの週末に価値を加えていると考えている。しかしフェルスタッペンは、特に今年ファンが楽しんだエキサイティングなレースの数を考えると、従来の形を続けることを強く望むという。
「何の問題があるのか理解できないよ。なぜならたくさんのエキサイティングなレースがあったからだ。だから3分の1の距離のレースを加える必要はない」
「とにかく誰もがとても注意深くなる。3番手を争っている時に少しでも接触して最後尾になったら、日曜日が厳しくなることは分かっている。おそらくリスクを冒すことはしないだろう。だから本当のレースではないよ」
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