2022年F1最多ドライバー・オブ・ザ・デーはフェルスタッペン。ピットストップ・アワードもレッドブルが制す
2022年F1グランプリ決勝レースを観戦したファンの投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』と、決勝レース中に最速ラップを叩き出したドライバーに贈られる『DHLファステストラップ・アワード』、そして最速ピットストップ作業を行ったチームに与えられる『DHLファステスト・ピットストップ・アワード』という3つの賞だが、シーズン終了にあわせて各アワードの最多受賞者が決定している。
まず決勝レース中にファン投票によって選ばれるドライバー・オブ・ザ・デーの2022年最多受賞者は、年間15勝を挙げ、自身の持つシーズン最多勝利数の記録を更新したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となった。
フェルスタッペンはエミリア・ロマーニャ、マイアミ、ハンガリー、ベルギー、オランダの5つのレースでドライバー・オブ・ザ・デーを獲得した。続く2位にはフェルスタッペンとチャンピオンシップを争ったシャルル・ルクレール(フェラーリ)が4回で続き、同率3位はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)という結果になっている。
■2022年F1ドライバー・オブ・ザ・デー獲得回数
順位 | ドライバー | 獲得回数 | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | マックス・フェルスタッペン | 5 | エミリア・ロマーニャ、マイアミ、ハンガリー、ベルギー、オランダ |
2 | シャルル・ルクレール | 4 | バーレーン、サウジアラビア、オーストラリア、カナダ |
3 | セバスチャン・ベッテル | 3 | 日本、アメリカ、アブダビ |
3 | セルジオ・ペレス | 3 | モナコ、イギリス、シンガポール |
3 | ルイス・ハミルトン | 3 | スペイン、アゼルバイジャン、ブラジル |
4 | ダニエル・リカルド | 1 | メキシコ |
4 | ニック・デ・フリース | 1 | イタリア |
4 | ミック・シューマッハー | 1 | オーストリア |
4 | カルロス・サインツ | 1 | フランス |
※同率はカーナンバー順
決勝レース中に最速ラップを記録したドライバーに贈られるDHLファステストラップ・アワードをもっとも多く獲得したのもフェルスタッペンとなり、2022年シーズン中に行われた22レースのうち、5回のファステストラップを記録している。
フェルスタッペンはDHLファステストラップ・アワードの受賞に際し「今年は素晴らしいシーズンだった。僕はどのサーキットでもパーフェクトラップを狙うのが好きだし、シーズン中に5回のファステストラップを達成したことは決して悪いことじゃないね!」と語った。
そして最速のピットストップ作業を行ったチームに与えられるDHLファステスト・ピットストップ・アワードは、計536ポイントを獲得したレッドブル・レーシングに決定。今季のレッドブルのクルーたちは22レース中10レースで最速ピットストップタイムを記録し、これで5年連続の受賞となった。
DHLファステスト・ピットストップ・アワードの受賞に際し、レッドブル・レーシングのスポーティングディレクターを務めるジョナサン・ウィートリーは以下のようにコメントしている。
「これは驚くべき成果だ。多くの労力を費やし、このトロフィーを5度に渡って防衛したチームを誇りに思う。ピットストップはまさにチームスピリットの現れだからね」
なお、DHLファステストラップ・アワードおよびDHLファステスト・ピットストップ・アワードに関しては、2022年のF1最終戦である第22戦アブダビGPにて、F1公式ロジスティックパートナーであり、各アワードの冠スポンサーを務めるDHLよりトロフィーが授与されている。
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