オット・タナク、再加入M-スポーツ・フォードは「WRCタイトル挑戦の準備が整っている」と打倒トヨタ目指す

 

 世界ラリー選手権(WRC)の2019年王者であるオット・タナクは、1年間の契約期間を残して2022年シーズン限りでヒョンデを離脱。M-スポーツ・フォードへ移籍することとなった。
 2011年にMスポーツからWRCキャリアをスタートさせたタナクとしては、初表彰台(2012年ラリー・サルディニア)や初勝利(2017年ラリー・イタリア)を獲得した思い出の古巣への帰還となる。
 既にタナクはM-スポーツの本拠地があるグレイストーク・フォレストを訪れ、テストコースで『プーマ』をドライブさせた。そしてチームが来季に向け、タイトルに挑めるだけのパッケージを提供できると確信したようだ。
「トヨタと(2022年王者のカッレ)ロバンペラは、現時点での倒すべき相手だ。M-スポーツはそのための場所だと言える」
 タナクはMotorsport.comにそう語った。
「みんな打倒に向けて情熱を注いでいる。ここが相応しい場所であり、ここが僕にチャンスを与えてくれるはずだ」
「僕はタイトルをもう取ったことがあるし、やり残したことがあるとは言えない。でもその一方で、チャンピオンシップに挑戦し、タイトルを争うために必要なモノは全て揃っている。またタイトルを目指して戦うチャンスを得たいんだ」
「タイトルを獲るというのは、常に究極のチャレンジであり、決して簡単なことじゃない。史上最高の自分でないといけないんだ」
「タイトルは、間違いなく全てを意味するんだ。達成することは楽じゃないし、大仕事になる。全てが一体となる必要があるし、大変な挑戦になるんだ」

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