アウディ、2026年からのF1参入に向けて開発ドライバーを雇う予定だと明かす。PU開発に起用へ
アウディは、F1参戦の準備と2026年から使用するパワーユニットの開発に協力してもらうために、2023年の後半に開発ドライバーを起用すると述べている。
アウディは2026年にF1のグリッドに加わる。同社のインゴルシュタットのファクトリーでは独自のF1エンジンが開発される一方、ザウバーの株式を取得し、同社と提携してシャシーの開発も行われる。アウディのF1責任者アダム・ベイカーは、2026年のドライバーラインアップについて話をするのは早すぎると述べているが、ノイブルクの拠点では、非常に重要なシミュレーター作業を行う開発ドライバーを頼ることになるという。
アウディはドイツ人ドライバーを探すつもりなのかと尋ねられたベイカーは、優先するのは国籍ではなく実績だと明確にした。
「もちろん魅力的ではあるが、我々にとってはドライバーのパフォーマンスが優先される」とベイカーは『Deutsche Presse-Agentur』に語り、ドライバーの選定は「当分先の話」だと主張した。
「2024年のドライバーの話さえまだ出ていないし、2026年のドライバー市場がどうなるのかを話すのは非常に難しいことだ」
「(2023年の)第3四半期には開発ドライバーを起用する予定だ。開発ドライバーは、ノイブルクにあるドライビングシミュレーターによるパワーユニット開発において特に重要になる」
アウディのF1プロジェクトにおいて最初に注目された人事はアンドレアス・ザイドルの起用だった。先月、予想外なことに彼はマクラーレンから引き抜かれ、ヒンウィルのザウバー本部に配属された。ザイドルはザウバーと、同社のパートナーや投資家との協業を監督することになる。ベイカーによると、さらに多くの採用が進んでいるという。
「我々はすでにこの地で国際的な地位を確立しているので、採用活動もふさわしい方法で行っていく。特に、すでにF1での経験がある対象分野の専門家にアプローチしている」
「ドイツでパワーユニットが開発されるのは、2009年以来のことだ。したがって、経験豊富な人材を求める場合は、イギリスやフランス、イタリアで探すことになりそうだ」
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