ダカールラリー13日目:ローブ、怒涛のステージ5連勝で総合2番手浮上。トヨタのアル-アティヤ堅実に首位キープ

 

 ダカールラリー2023のステージ12が行なわれ、バーレーンレイド・エクストリームのセバスチャン・ローブがステージを制した。
 12~13日までの2日間は、チームクルーによる整備などが受けられない”マラソンステージ”。その後半となったステージ12でも、ローブはステージ序盤からリード。最初のチェックポイントでトップを奪うと、そのアドバンテージをキープした。
 砂丘が続くフィニッシュまでの29kmの区間でライバルを引き離したローブは、185kmのステージをトップでフィニッシュ。2位となったマティアス・エクストロームに3分19秒差をつけた。
 これで、ローブは休息日前のステージ8からステージ5連勝。ステージ7時点では総合5番手だった順位は、総合2番手まで浮上した。
 一方、総合首位のナッサー・アル-アティヤ(トヨタ)は堅実に首位をキープした。ステージ12では、87km地点の第2チェックポイントでローブに1分46秒差で追随。最終的にはエクストロームから12秒遅れのステージ3位となっている。ローブとの差は1時間27分10秒となっており、大きなトラブルを避けながらフィニッシュを目指す態勢だ。
 オーバードライブのルーカス・モラエスは、ステージ12で11分38秒をロスし、総合3番手に。トヨタのジニエル・ド・ヴィリエールが、チームメイトのヘンク・ラテガンを交わして総合4番手に浮上している。
 マルティン・プロコップ(ベンツィナ)は6番手をキープし、センチュリーのブライアン・バラグワナス、ウェイ・ハン(ハンウェイ)、マシュー・セラドリ(センチュリー)、オーバードライブのファン・クルス・ヤコピーニがトップ10に名を連ねている。
 レベリオンのロマン・デュマは、このステージで6時間近くのタイムロス。総合7番手から大きくポジションを落とした。
 
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2023ダカールラリー(ステージ12終了時)

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