アストンマーティンF1代表、アロンソの厳しさが躍進の原動力になることを期待「扱いは難しいが必要な存在」
アストンマーティンF1のマイク・クラック代表は、2023年にチームに加入するフェルナンド・アロンソは「扱いが難しい」ドライバーであることを認めつつ、彼の性格がチームに良い影響を与えることを期待している。
アロンソはF1復帰以来2年間在籍したアルピーヌを離れ、2023年シーズンはアストンマーティンからF1に参戦する。2度のF1ワールドチャンピオンであり、40代に差しかかった今なお衰えない実力を見せるベテランを迎えるにあたって、チームには「準備」が必要だとクラック代表は考えている。
クラックは「我々は準備する必要がある。彼が何を要求するかを予測できるようにならないといけないんだ」と『Marca』に対し語った。
20年にもおよぶキャリアのなかで幾度となく移籍を繰り返してきたアロンソは、チームへの要求の高さでも知られている。ときには公然とチームを批判することも辞さず、2022年シーズンはアルピーヌのマシンの信頼性不足に怒りをあらわにする場面も見られた。
彼の性格を踏まえ、クラックは「フェルナンドの扱いは決して簡単なものにはならないだろうと承知している」と語る。しかし、ここ2シーズンをコンストラクターズランキング7位で終えているアストンマーティンにあっては、アロンソの厳しさがポジティブに働き、チーム躍進の原動力となることを期待しているようだ。
「彼は常に私たちに挑んでくるだろうし、さらに上を目指すだろう。それが真のチャンピオンの姿なんだ」
「しかし、彼がこのクルマの性能を最大限に引き出してくれることも間違いない。これから成長してトップチームになるには、このような性格にも対応できるようにしなければならない」
「フェルナンドは、まさに私たちに必要な存在なんだ」
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