FIA、2026年F1新PU規則下での登録マニュファクチャラーを発表。レッドブル・フォード、ホンダを含む6社

 

 FIAは、2月3日、2026年から2030年のF1新パワーユニット(PU)レギュレーションサイクルにおいて6社のマニュファクチャラーが登録を行ったと発表した。ここには、同日に提携が発表されたレッドブル・フォードも含まれている。

 6社のリストには、既存マニュファクチャラーであるフェラーリS.p.A.、メルセデス-AMGハイパフォーマンス・パワートレインズLTD.、アルピーヌ・レーシング(ルノー)に加えて、2026年からの参入を発表済みのアウディとレッドブル・フォードが並んでいる。さらに、参戦に直結しないものの製造者登録は行ったと昨年明らかにしたホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)が加わり、全6社となっている。

 FIAは、「これらの企業は、2026年FIA F1競技および技術PUレギュレーションに定められた次世代F1パワーユニットを供給する」と述べている。

 3日にはレッドブル・レーシングが2023年シーズンローンチイベントを行った際に、2026年からレッドブル・パワートレインズがフォードとパートナーシップを結ぶことを発表。両社は次世代パワーユニットの開発を共に行い、そのパワーユニットがレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリに2026年から供給されることが明らかになった。

オラクル・レッドブル・レーシングの2023年型マシン『RB19』
オラクル・レッドブル・レーシングの2023年型マシン『RB19』

 レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、「フォードはレッドブル・パワートレインズの新しいパートナーになる。これは真の戦略的技術パートナーシップである。チームがトップで戦い続けるために、フォードはバッテリーとハイブリッドテクノロジーなどについてのアシストを行う」と述べた。

 2026年の次世代F1パワーユニットの枠組みとしては、以下が挙げられている。

・スペクタクルの維持:2026年型パワーユニットは、現行版と同等の性能を持ち、高出力、高回転のV6内燃エンジンを使用、バトル向上のため、過度の性能差は付けないことを目指す。

・環境面の持続可能性:2026年のパワーユニットは、電力のデプロイメントを50%近く増やし、100%持続可能な燃料を使用する。

・財務的な持続可能性:パワーユニットに関する財務規則において、F1の核である最先端技術のショーケースを維持しながら、競技者の総コストを削減する。

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