トップ返り咲きにはまだ遠い? メルセデスF1、新車『W14』に好感触も「追いかける立場に変わりはない」
2023年のプレシーズンテスト初日を終えて、メルセデスは2023年型マシン『W14』が前年度マシン『W13』よりも”落ち着いた”マシンになっているものの、レッドブルやフェラーリを追う立場であるということに変わりはないようだ。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンが最速タイムで締めくくったテスト初日。メルセデスは午後セッションを担当したルイス・ハミルトンが6番手タイムを記録し、昨年ポーパシングやバウンシングに悩まされたW13よりも取り回しが良いように見受けられた。
1年前、チームはバーレーンで散々なテストを経験し、シーズン前半もマシンの振動を抑えるためにハミルトンとジョージ・ラッセルのふたりは苦戦を強いられた。
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その反省を活かして開発が行なわれたW14ではハンドリングの面で心強い進歩を見せた。しかし昨年タイトル争いを演じたレッドブルとフェラーリとの差を縮めるというメルセデスの姿勢は変わらないと言う。
トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは次のように語っている。
「初日を終えた段階でのパフォーマンスの全体図は、常に不鮮明だ。我々がどのポジションに位置しているかを語ることは不可能だが、すでにいくつかの重要なエリアを特定し、そこでパフォーマンスを見出すことができている」
「我々は追い上げるということを前提に取り組んでいくつもりだ。そして1週間後の開幕戦に向けて、あらゆる手を尽くしてパフォーマンスを引き出す必要がある」
「後の2日間も初日と同じように、できる限りの学習を詰め込んだプログラムになるだろう。マシンが時計じかけのように走り続け、残りのコースタイムを最大限活用できることを願っている」
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