フェルスタッペン、ドライブシャフトの問題で予選15番手。事前のギヤボックス交換は「戦略の一環」と代表/F1第2戦
2023年F1サウジアラビアGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、Q2でトラブルが発生したため、15番手に終わった。
FP3開始直後、FIAは、レッドブルがフェルスタッペン車のギヤボックス(ギヤボックスケースおよびカセット[GBX C & C]、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント[GBX DL])のシーズン2基目を入れたことを発表した。これによるペナルティはない。
フェルスタッペンは、Q1でチームメイトのセルジオ・ペレスに0.483秒の大差をつけてトップに立った。しかしQ2最初のランでメカニカルトラブルが発生、フェルスタッペンは自力でピットに戻ることはできたものの、コースに復帰することはかなわず、Q2最下位15番手という結果となった。後にチームは、ドライブシャフトのトラブルが発生したと発表した。
クリスチャン・ホーナー代表は予選直後、「本当に残念だ。すでに問題を理解するプロセスに入っている」と語った。
「15番手スタートで大きなチャレンジに直面することになるが、マックスはその挑戦に立ち向かう。彼が何を成し遂げるのかを見るのはとても興味深い」
FP3前にギヤボックスの交換を行ったことについて、『Sky Sports F1』に尋ねられたホーナーは、「レースに向けて懸念があったわけではない。パーツをプールする上での戦略の一環だった」と説明した。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 1番手(1分28秒485:ソフトタイヤ/20周)
予選 15番手(Q1=1番手1分28秒761:ソフトタイヤ/Q2=15番手1分49秒953:ソフトタイヤ)
ターン10から立ち上がった時、右リヤでドライブシャフトが壊れた。それで予選を終えることになってしまった。それまでは何の問題もなかったが、本当に突然の出来事だった。マシンは好調だっただけに悔しい。すべてのセッションで快適に走り、コースに出るたびに速さを発揮していた。(トラブルが起きなければ)ポール争いができたはずだ。
明日の決勝に向けて作業が必要になった。でもこれが現状だ。チャンピオンシップは長いのだし、ポジティブさを保っていこう。
この位置からのスタートでは優勝するのは困難だと思うが、できるだけ多くのポイントをつかみにいく。トップに立つのは難しいだろうけど、諦めないよ。このコースでは何が起きてもおかしくない。実際、クレイジーなことが過去に起きている。ただ、現実的になる必要がある。難しいレースになるだろうが、ペースはいいから、ポジションを上げていけることは間違いない。
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