100回目の表彰台を取り戻したアロンソ「僕たちは2番目のチームになる力があると証明した」アストンマーティン/F1第2戦
2023年F1サウジアラビアGP決勝で、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは3位表彰台を獲得した。
アロンソは2番グリッドから好スタートを決めて、トップに立ち、3周をリードするが、4周目にセルジオ・ペレス(レッドブル)に抜かれて2番手に下がった。さらにスターティンググリッドの停止位置が正しくなかった(左フロントタイヤがスターティングボックスの外に出ていた)として、5秒のタイムペナルティを科されてしまった。
セーフティカー出動時のピットストップ(50周のレースの18周目)でそのペナルティを実行、2番手を守った後、25周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に抜かれたが、3番手を最後まで維持し、F1キャリア100回目の表彰台に上った。
しかし表彰式の後、FIAは、タイムペナルティが適切な形で実行されなかったとして、アロンソに10秒加算のペナルティを科すことを発表。これによりアロンソは4位に降格されることになった。ペナルティの理由は、5秒が消化される前にリヤジャッキがマシンに接したことだった。
アロンソは、表彰式後になってペナルティが発表されたことを強く批判。一方アストンマーティンは、この件に対して再審議を請求。再度調査を行ったスチュワードは、タイムペナルティ実行中にジャッキがマシンに接している場合は“作業中”とみなすという認識は誤っていたことを認め、ペナルティを取り消すことを決定した。
こうしてアロンソとアストンマーティンは3位を取り戻した。アロンソは100回の表彰台を獲得した史上6人目のF1ドライバーとなった。アロンソは第2戦終了時点でドライバーズ選手権3位、アストンマーティンはコンストラクターズ選手権でメルセデスと同点の2位につけている。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(50周/50周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今日のこの結果に満足している。(シーズン)2回目の表彰台を獲得した。僕たちチームは速さで2番目の位置に来ることが可能だということを証明したんだ。レースを通してペースは良かった。
グリッド上のスタートポジションについては僕のミスだ。その後、(ペナルティで失った)タイムを補おうと、プッシュした。
今週末を前にして、自分たちがどの位置にくるのか、正確には予想できずにいた。今後の数戦に向けて、この結果は良いニュースだ。次のオーストラリアが楽しみだよ。
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