データで見るF1界の“日本対メキシコ”。選手層では日本に軍配も、実績はペレス一強?

 

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2023年大会の準決勝、日本対メキシコは、9回裏に村上宗隆の逆転サヨナラ打が飛び出し、6-5で日本が劇的勝利を収めた。今回のWBCは予選ラウンドから記録的な視聴率を叩き出すなど日本国内では非常に注目を集めているが、準決勝はその試合内容に加えて国民の休日ということも相まって、日本中が興奮に包まれたに違いない。
 野球における日本とメキシコの対戦成績は日本が大きく勝ち越しているようだが、ではF1においてはどうだろうか? 2023年のF1はレッドブル・レーシングにメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレス、アルファタウリに日本人ドライバーの角田裕毅が所属しており、まさに“日本対メキシコ”が繰り広げられているわけだが、今回は歴代データという点からそれぞれの国のF1での活躍を見ていこう。
■過去多くのドライバーを輩出した日本と、“少数精鋭”のメキシコ
 まずは両国からF1グランプリに出走したドライバーの数を比較する。予選のみの出走に終わったドライバーなどを除外し、グランプリ決勝を戦ったドライバーに限定すると、歴代の“日本人F1ドライバー”の総数は18人。これはメキシコの6人と比較すると実にトリプルスコアである。
 日本人初めてのフルタイムF1ドライバーは中嶋悟で、1987年から1991年の5シーズンに渡って活躍した。フル参戦を経験したドライバーの数は延べ10人で、その中には鈴木亜久里、片山右京、佐藤琢磨、小林可夢偉など、4〜6シーズンに渡ってフル参戦して一定のキャリアを築いた者も多い。そして現在も、角田がF1で3年目のシーズンを送っている。

ロータスからF1デビューした中嶋悟。チームメイトはアイルトン・セナ
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