F1史上初の公式巡回展『F1 Exhibition』がついにマドリードでオープン。ガスリーの初優勝マシンも展示へ
3月24日(金)、スペインのマドリードでF1史上初の公式巡回展『F1 Exhibition』がオープンする。同展では、F1の最も伝説的なチームや著名人に関わる、これまで目に触れなかったゆかりの品々が幅広く展示されている。
『Round Room Live』と共同で制作され、有名なIFEMAマドリードで開催される画期的で臨場感あふれる展示は、6つの専用展示室にまたがっており、各展示室は受賞歴を持つキュレーター、アーティスト、映像製作者とのコラボレーションにより特別にデザインされている。待望の展示は、並外れたF1の世界を巡る驚くべき冒険を提供する。
「(同展を)訪れる人はこれまで目にされたことのない写真で構成された“ワンス・アポン・ア・タイム・イン・フォーミュラ1®︎”を通って体験を始めることになる。この展示はファンをF1の最も象徴的で決定的な瞬間へと連れて行く」とF1は述べている。
「この体験は“デザイン・ラボ”へと続き、ファンはF1ファクトリーの内部へと誘われ、現代のデザイン、テスト、製造プロセスを探索する。展示スポンサーであり、F1のグローバルタイヤパートナーであるピレリの最先端技術による、F1タイヤに関する専門的な洞察を提供する展示もある」
「“ドライバーと戦い”はレースサーキットからインスピレーションを得たデザインで、F1が始まって以来最も象徴的なドライバーや伝説的なレースを称えている。続く“デザインによる革命”では、F1における目を見張るような画期的なイノベーションを展示し、将来の新たなテクノロジーを探求する」
「そしてショーは“ピットウォール”で最高潮を迎える。目を見張る映画のような臨場感によって、ファンはかつてないようなF1史上最高の瞬間を追体験することができる」
展示のハイライトには、2020年のバーレーンGPで大クラッシュしたロマン・グロージャン(ハース)のシャシーの残骸、同じ年にピエール・ガスリー(当時アルファタウリ、現アルピーヌ)が初のレース優勝を飾ったマシン、そして初公開されるフェラーリのパワーユニットが含まれている。
「ここマドリードに来て、この圧巻の展示を正式にオープンできることをうれしく思う」とF1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは語った。
「情熱的なスペインのファンたちが最初にこの画期的なショーを体験する機会を得られることに、特に胸を踊らせている。このエキシビションにおいて、我々全員が愛するF1の心と魂を捉える手助けをしてくれたすべての人々に感謝している。これはF1の歴史を、このように革新的で魅力的な方法で祝福するものだ。世界中のファンたちが気に入ることだろう!」
『F1 Exhibition』は3月24日(金)に一般公開され、数カ月にわたって開催される。チケット代は19.99ユーロ(約2825円)からとなっている。
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