F1、さらなるスプリントルール調整へ動く。目指すは決勝グリッドに影響を与えない「スプリント用予選&レース」の導入

 

 F1は2023年シーズン、アゼルバイジャンGP、オーストリアGP、ベルギーGP、カタールGP、アメリカGP、ブラジルGPの6つのグランプリを、100kmの短いレース”スプリント”を実施予定としている。その中でも今季初のスプリントイベントとなるアゼルバイジャンGPでは、日曜日の決勝レースに影響を与えない”独立型”の新しいスプリントフォーマットの導入を目指しているという。
 この新しいフォーマットは、基本的な考え方としては土曜日のスプリントと日曜日の決勝レースに対してそれぞれ独自の予選セッションを行ない、スプリントの結果が決勝レースのグリッドポジションに影響を与えないようにするというものだ。
 F1のステファノ・ドメニカリCEOがこの計画を前回のF1委員会で発表し、F1チーム代表たちの多くから支持を得た。
 その後、スポーツ諮問委員会(SAC)の会合で各チームのスポーティングディレクターにその草案が提示された。ただスポーティングディレクターたちは、さらに検討を進めるために、新ルールのアップデートを提供するようFIAに対して求めたとされている。
 第3戦オーストラリアGPの週末にもFIA内で話し合いが行なわれており、最終的な詳細はまだ決定下されていない。
 ひとつの案としては、金曜日のFP1セッションの後に日曜日の決勝レース用の予選を行なうことが考えられる。そして、これまで不評だった土曜日午前のFP2セッションがスプリント用の予選に置き換えられるという。
 しかし、金曜日にスプリントの予選、土曜日に決勝の予選を行なうという案も検討されている。
 比較的単純な変更に聞こえるが、2021年にスプリントが初導入された際に見直しが行なわれた競技規則に、再び大きな更新を加えることになる。パルクフェルメがどのように扱われるのか、タイヤ割り当て数がどうなるかなど、検討すべき点は沢山ある。
 しかも、ピレリは既にアゼルバイジャンGP用タイヤの製造を完了し、出荷済みの状態でもある。

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