F1アゼルバイジャンGPで新スプリント方式が導入か。2回の予選を実施
2023年に最初に行われるスプリントイベントであるF1第4戦アゼルバイジャンGPで、新しいフォーマットを試すことで合意がなされたようだ。正式に承認されれば、週末のなかで予選が2回行われることになる。
2021年に一部グランプリで導入されたスプリントフォーマットは、今年は6戦で開催される。今までの方式は、金曜にはフリープラクティス1と予選、土曜にフリープラクティス2とスプリント、日曜にメインレースを行うというもので、予選結果がスプリントのグリッドを決定、スプリントの結果がメインレースのグリッドを決定した。
このシステムでは、FP2がパルクフェルメコンディションで行われるため、あまり意味をなさないこと、スプリントの結果が日曜決勝グリッドを決めるため、スプリントでドライバーたちが慎重なアプローチを取る傾向にあることが、問題点とされていた。
F1のCEOステファノ・ドメニカリがスプリントフォーマットの変更について提案を行い、オーストラリアGPで全チーム代表出席のもとで協議がなされた。ドメニカリの提案は、スプリントとメインレースの両方に関して予選を行うというものだ。提案された新フォーマットは、金曜予選でメインレースのグリッドを決定し、土曜午前のFP2の代わりに、スプリント用の予選を行うというもので、これについてチームは同意したといわれる。
一方、スプリント用予選のシステムについても、いくつか提案がなされ、各ドライバーが1周ずつアタックするという方式も検討された。チャンピオンシップの順位に従ってアタックを行うというものだったが、トップ争いをすると思われるドライバーたちが序盤に出走を終えた後、視聴者が興味を失うのではないかとの懸念が示された。結局は、スプリント用予選にも、3パートから成るフォーマットが維持されるものとみられるが、多少の修正が行われる可能性がある。
アゼルバイジャンでのスプリントフォーマット変更については、来週初めに投票が行われる予定だ。
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