アストンマーチンF1に”戦うための”模範を植え付けたアロンソ。クラック代表「彼は常に全力でプッシュする。FP1だとしてもね」

 

 今シーズン開幕3戦連続で3位に入っているフェルナンド・アロンソについて、所属チームであるアストンマーチンのマイク・クラック代表は、働き方に対する模範を示すという面で、チームに素晴らしい刺激を与えていると語る。
 今シーズン、アストンマーチンは躍進を見せ、昨年の中団グループの一角というポジションから、レッドブルに次ぐ2番手チームとなった。中でもアロンソは速さと安定感を発揮し、開幕してから3戦連続で3位表彰台を獲得してみせており、チームもコンストラクターズランキング2番手につけている。
 アストンマーチンのメカニックは、表彰台の下でアロンソの名前を叫ぶ。クラック代表はこのことについて、アロンソがチームからどれほど尊敬されているかを示すモノだと語る。
「そのことは基本的に、彼がチーム内でどんな立場にいるのかを確認するモノだと思う」
 そうクラック代表は語った。
「彼がチームに加わった時、多くのエネルギーと多くのポジティブなことをもたらしてくれた」
「彼は常に、模範を示すことによってチームを牽引している。彼は非常に早い段階でそういう立場に立ち、本当に懸命に働いてくれているんだ。誰もがそれを見て、何かを掴むための、さらなるモチベーションを与えてくれている」
「そして表彰台でアロンソの名を”歌った”ことは、彼がチームに本当に多くのモノをもたらしてくれたことを確認するモノだったと思う」
 クラック代表は、アロンソがFP1から決勝まで、常に全開でプッシュするという一貫性を示すことを賞賛する。
「最初の3レースで3回も表彰台を獲得できると誰かが言ったら、開幕前にはそんなこと信じられなかっただろう」
 そうクラック代表は言う。
「でもこの結果は、我々と共にいるチャンピオンがどんなモノであるのかを示している。彼は信じられないほどだ。一貫性があるんだ」
「これまでのすべてのセッションで、彼は常にそうだった。すべてのセッションで、それがFP1やFP2だったとしても、彼は常に最大限にプッシュしている」
 年々調子を上げているアストンマーチン。アロンソはここでいつか、3回目のチャンピオンを獲得できるだろうか? クラック代表は、アロンソの年齢は関係ないとしながらも、その可能性については慎重な姿勢を見せた。
「もっとも重要なことは、スピード、そしてレースをしたいという欲求、もしくは競争力を持ちたいという欲求だと思う」
 そうクラック代表は言う。
「フェルナンドの年齢について話すのは、私は好きじゃない」
「基本的には、自分自身をどう健康に保つか、そしてどのように自分自身を維持するか、そして何をうまくやりたいと思っているかということが、本当に重要だと思う。これは、フェルナンドが持っている傑出したモノだと思う」
「彼に3度目のタイトルを獲得できるマシンを提供できれば、本当に嬉しい。しかし、世界タイトルについて話すためには、もう少し地に足をつけておく必要があると思う」
「我々は今、以前の状況から前進するために、最初の一歩を踏み出した。そんな段階で、夢を見るべきじゃない」
 
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