ベッテルがレッドブルF1のマネージメント職に就くという憶測が広がるも、現職のヘルムート・マルコは疑問
セバスチャン・ベッテルがレッドブルのマネージャー職としてF1に戻るのではないかという話を受けて、レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは4度の世界チャンピオンが「より少ない報酬で多くの仕事をすること」の準備ができているか疑問に思っている。
今週木曜日、マルコは80歳の誕生日を迎える。マルコはモータースポーツ部門のトップの座を手放すつもりがあることを示してはいないが、ベッテルは彼の後任者として理想的だとしばしば言及されている。『Sky F1』のテッド・クラビッツは、「今年セバスチャン・ベッテルの驚きの復帰を目にするかもしれないが、それはドライバーとしてのことではないだろう」と語った。
「彼はレッドブルに戻るのではないかと私は考えている。それどころかヘルムート・マルコの後任になると思う。一種のモータースポーツアドバイザーとしてだ」
アルファタウリの角田裕毅も、ベッテルをマルコの理想的な後継者だと考えている。
「セバスチャンがチームマネージャーになったらどうなるか、本当に興味深いことです」と角田は語った。
「彼は何にでもなれるでしょう。たとえばヘルムート・マルコが現在レッドブルのジュニアドライバーとしている仕事などです」
「セバスチャンはレッドブルのジュニアドライバーたちのケアがとても上手いのではないかと思います。彼はF1で最も成功したドライバーのひとりですからね」
角田は、ドライバーブリーフィングでベッテルが関係のあることについて積極的に発言したことを覚えている。
「昨年の予選前のすべてのレースブリーフィングから言えることは、彼はコースや縁石などの面で、改善しなければならない点を常に話していたということです」
「彼はいつも最初に挙手をしていました。セバスチャンはチームマネージャーになれる人だと思います」
ベッテル自身はそうした憶測には言及していない。彼は現在はレースから離れ、家族との静かな生活を楽しんでいる。マルコはいつか後継になる人物について、彼自身とベッテルを取り巻く憶測は、時期尚早だと示唆した。
「我々はまだ連絡を取り合っている」とマルコは『Blick』に説明した。
「セブ(セバスチャン・ベッテルの愛称)はまだ自己発見の段階にある。彼がまたレースごとに移動し、ずっと少ない報酬でより多くの仕事をしたがっているとは思わない」
昨年11月、レッドブルの共同創設者のディートリッヒ・マテシッツの死去を受けて、マルコは自分の意志で引退できると述べたが、彼の心はまだレースにしっかりとつなぎとめられたままであることを認めた。
「私はある方からもう一方へ降りることができる。でも情熱はまだ燃えている。たいていはそんなことは気にしていない。私は独立しているので、いつでもチームを去ることができる」
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