2023年5月20〜21日にかけて開催されるトライアル世界選手権の日本GPに向け、ホンダは東京・青山のウェルカムプラザにてデモンストレーションイベントを実施した。
　トライアル世界選手権日本GPは新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、2020年から2022年まで開催中止が続いていた。
　今年はモビリティリゾートもてぎで4年ぶりに日本GPが開催されることになった。今回ホンダは、日本GPを盛り上げるイベントとして、このデモンストレーションを企画したという。
　デモンストレーションに参加したのはホンダのファクトリーチームであるレプソル・ホンダチームのライダー2名。トライアル世界選手権で16年連続のチャンピオンに輝いているトニー・ボウと、昨年ランキング5位のチームメイトであるガブリエル・マルセリだ。なおレプソル・ホンダチーム監督の藤波貴久監督も解説として参加した。
　イベントはホンダウェルカムプラザ青山前のテラスエリアで実施。いくつかの障害が設置された特別エリアが設けられた。
　晴天に恵まれたこの日は東京都心で30度にも迫る暑さとなったが、イベントには多くのファンが集まり、ふたりのライダーが満を持して登場すると拍手を送った。
　藤浪監督が「おそらく時差ボケ」と語る両ライダーだったが、デモランを開始すると、そんなことは微塵も感じさせない派手なライディングを披露。東京都心のビルと青空を背景にバイクが飛び回り、観客エリアの柵ギリギリまで使ったパフォーマンスに歓声があがっていた。
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