FIA、元女性職員が会長の嫌がらせ行為を告発したことを受けて声明を発表「申し立てを非常に深刻に受け止める」
FIAは、会長であるモハメド・ビン・スライエムによる脅迫や性差別の非難に反応し、“堅牢かつ明確な手順”を用いて、正当な手続きで疑惑に対処したと明かした。
『The Telegraph』紙の報道によると、ビン・スライエムに対する悪事の告発は、FIAの元暫定モータースポーツ担当事務総長であり、かつてメルセデスのトト・ウォルフ代表の個人アドバイザーも務めたシャイラ-アン・ラオによるものだという。ラオが送った書簡では、2022年11月に彼女がFIAを離れる前に起きた会長の“数多くの性差別的な行動の実例”を非難している。
同紙はラオの主張が調査されたことはなかったと述べた。その一方で報道では、The Telegraphは“舞台裏での普通ではない嫌がらせ”を目撃したというFIAのスタッフ、選出された役員、世界モータースポーツ評議会のメンバー、スチュワードと話をしたと記されている。また、F1のパドックでビン・スライエムがラオを怒鳴りつけ、彼女のことを“あの女”と呼ぶのをFIAのメンバーが目撃したという。
ラオの申し立てと告発に対応し、FIAは声明を発表。そのなかで、具体的な主張に対しては「正当な手続きを踏んだ」と述べた。
「FIAは嫌がらせの申し立てを非常に深刻に受け止め、堅牢かつ明確な手順を用いてすべての告発に対処する」
「その一環で、FIAには反ハラスメント政策、匿名告発の機関、調査手順があり、すべてのスタッフは定期的なトレーニングを通してこれらを把握するようになっている」
「シャイラ-アン・ラオをめぐる具体的な申し立てに関しては、友好的な交渉が行われたため、正当な手続きが踏まれた。したがって倫理委員会への照会はされなかった」
「前述のとおり、彼女が2022年11月に職を離れることに両者が合意し、一般的なビジネスの慣習として、相互のプライバシーに関する条項が承諾された」
「そのほかの申し立てに関しては、会長に対する告発は届いていない」
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