WEC、スパ・フランコルシャンでの開催契約を5年延長。2028年までのカレンダー入りが確定

 

 ル・マン24時間レースの主催であるACOの子会社で、世界耐久選手権(WEC)とヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)を運営するル・マン・エンデュランス・マネージメント(LMEM)は、2023年シーズンのWEC第3戦スパ・フランコルシャン6時間レースを前に、スパと5年間の開催契約を延長した。
 これにより、少なくとも2028年シーズンまでWECとELMSのカレンダーにスパが残ることとなった。
 スパでの耐久レースは、WECが現在の形で始まった2012年以来、選手権の花形レースとして位置し、2021年シーズン初戦ではハイパーカークラス幕開けの舞台となった。
 また、ELMSでは2016年から4時間耐久レースとしてカレンダーの常連となっており、2018年にはACOの水素マシン『MissionH24』の初のデモランをスパで行なった。
 4月27日(木)には、ターン1からオー・ルージュへ向かうセクションのコース脇に新設された”耐久グランドスタンド&テラス”の公式除幕式が行なわれ、自治体関係者とACOのピエール・フィヨン会長が出席。その際に、WECとELMSの契約延長も合わせて発表された。
「チャンピオンシップの安定性は非常に重要だ。スパ・フランコルシャンとの関係を継続できることは非常に光栄なことだ」
 LMEMのフレデリック・ルキアンCEOはそう語った。
「このサーキットは長年にわたりWECとELMSのカレンダーの常連となっていて、チームとファンに素晴らしいバトルとワールドクラスの施設を提供している」
「またドライバーにとってお気に入りのサーキットのひとつであることは間違いないし、常にスリリングなアクションが起こるユニークなサーキットだ」
「長年にわたり、WECとELMSで信じられないようなレースを見てきた。そしてスパのチームのおかげでこの先も多くの素晴らしいレースが期待できる」
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