DRSの不調に苦しんだアストンマーチン、決勝も不安はゼロではない? 3戦連続表彰台のアロンソも「今回は5位で上出来」

 

 アストンマーチンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールは、F1第4戦アゼルバイジャンGPのレースウィークを通し、DRSの不調に悩まされている。アロンソ曰く、決勝に向けては不安要素が完全になくなったわけではないようだ。
 このDRSの問題は、金曜のフリー走行から始まり、同日午後の予選、土曜午前のスプリントシュートアウトでも続いていた。アロンソは土曜午後のスプリントレースではこの問題が出なかったと報告したが、決勝は問題ないという確信はないようだ。このトラブルは、長いストレートを持つバクーでのレースでは致命的となる可能性がある。
「それが今週末のチームでのトピックなんだけど、調子が良くない。レース(スプリント)では2度押しすることで開いていたと思うから、それが解決していることを願っている」
 アロンソはそう語る。
「チームはあらゆるデータを分析している。いくつか微調整することができれば、明日のレースにはまたチャンスが出てくると思う」
「(レースでうまくいくと)100%確信することはできない。毎回問題が起きていたから、明日のレースに向けてシステムが万全だとは思えないけど、しょうがないことだ」
「そもそもDRSがあったとしてもオーバーテイクはかなり難しそうだから、明日に向けてはそれが重要なファクターではない可能性もある」
 DRSの不具合の影響もあり、アストンマーチンの2台は予選でこれまでのような速さを見せることができなかった。アロンソは6番手、ストロールは9番手から決勝レースをスタートする予定だ。
 ただアロンソは、DRSの影響抜きにしてもアストンマーチンが開幕3戦ほどのペースを持ち合わせていないと認める。これまではメルセデスやフェラーリを凌駕するパフォーマンスを見せていたが、今週末の予選、スプリントシュートアウトでは2台のフェラーリ、少なくとも1台のメルセデスに先行されている。
 全体的にはこれまでの3レースよりも少し悪い状況だと語るアロンソは、さらにこう続ける。
「僕たちは少し調子を落としていて、あれ(スプリントシュートアウト)はその最たる例だった。8番手、9番手は十分ではないし、レースに向けて少し心配だった」
「ただレースに向けてという意味では、スプリントレースを終えて楽観的になったと言える」
「スプリントレースで僕は、フェラーリやメルセデスに匹敵するペースで、速く走ることができた。(決勝は)8番手ではなく6番手からのスタートだから、トップ5に入るチャンスはあるし、そうなれば理想と言える」
「これほど苦しんだ週末において、土曜日に6位、日曜日にトップ5でフィニッシュすることができれば、それは上出来だ」
 
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