これがチャンピオンのレースだ! バニャイヤ、外野黙らせる勝利に「ベストな週末だったと思う」

 

 MotoGP第4戦スペインGPの決勝レースは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが勝利。今シーズン2勝目を挙げたバニャイヤは、このレースウィークがこれまででもベストなものだったと振り返っている。
 バニャイヤは土曜日のスプリントレースで2位を獲得するなど、好調を維持して決勝レースに臨むと、レース序盤から表彰台圏内での争いを展開した。
 途中、バニャイヤがジャック・ミラー(KTM)にしかけたオーバーテイクが厳しいものだったため、一度ポジションを譲らなければならない場面もあったが、それを跳ね除けて2番手へ返り咲いた。
 残り4周と終盤にブラッド・ビンダー(KTM)を攻略して先頭に躍り出た後、バニャイヤはビンダーの猛攻をしのぎきってトップでチェッカー。開幕戦以来のシーズン2勝目を挙げた。
 第2戦アルゼンチン、第3戦アメリカズとバニャイヤはレースで強い走りを見せながらも転倒でそれを台無しにしてしまう苦い展開が続いていた。今回の勝利は、彼に向けられた疑問の視線に対するアンサーとなったとも言えるだろう。
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 そして彼自身、今回の勝利には感じ入るところがあった様子だ。パルクフェルメに戻ってきたバニャイヤはマシンにつけられたチャンピオンの証であるゼッケンナンバー「1」をカメラの前で指差して叫んでいた。
 レース後、バニャイヤはこの行動は「自分のエゴのためにやった」と語っている。そして、バニャイヤを疑問視する論調に対してのメッセージだったのかと問われると、次のように答えた。
「正直、これは僕自身のエゴのための行為だった。外部から批判するのはいつでも簡単なことで、内側で何が起こっているのかは分からないからね」
「今回のレースは“ナンバー1”としてのレースだったと思うし、COTA(アメリカズGP)への反応に勝利をもって応えることができて凄く嬉しい。素晴らしいよ」
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