ペレス、F1マイアミGPでの”最悪な週末”をPP獲得で払拭「全てをリセットした」ランキング首位奪取に向けて絶好の機会に

 

 マイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催されているF1第5戦マイアミGP。予選ではレッドブルのセルジオ・ペレスがポールポジションを獲得したが、そのペレスはグランプリ初日から「最悪な週末」を過ごしていたと吐露した。
 予選Q3では1回目のタイム計測でペレスがトップタイムを刻む中、チームメイトのマックス・フェルスタッペンはミスによりアタックを完了せずにピットに戻った。フェラーリのシャルル・ルクレールも、ミスにより思うようなタイムを記録することができなかった。
 フェラーリはこれまでレースペースに苦戦しており、少しでも上位から決勝レースをスタートしたいところ。ルクレールは全10台中先頭で最終アタックを開始し、大胆に攻めるもターン7の縁石にマシンを乗せすぎたことで挙動を乱してスピン。マシンはウォールにヒットし、予選は赤旗終了となった。
 このクラッシュにより、誰も最終アタックを完了することができず、1回目のアタックでトップタイムをマークしていたペレスがマイアミGPのポールポジションを獲得することとなった。
 予選前のフリー走行3回目でペレスは、フェルスタッペンから0.5秒落ち。予選Q1ではフェルスタッペンから0.350秒遅れ、続くQ2でも0.5秒以上離された5番手と予選ペースで後れを取っているのは明らかだった。そんな中でポールポジションを獲得したことを、ペレスは驚きと共に受け止めている。
「予選までは本当に、最悪の週末だった」
 予選後にペレスはそう語った。
「マックスやフェラーリ勢からずっと遅れていて、どうやってタイムを引き出せば良いのか分からなかった。それで僕は全てをリセットしたんだ」
「予選で微調整を行なったら、全てが生き生きし始めた。この路面で、ツールを使ってあれこれやってみたんだ。そして重要なタイミングでラップを刻むことができたと思う」
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