マイアミGPの路面、再舗装でひとまず合格点? エイジングで今後は「さらに改善」と主催者側は自信

 

 2022年にスタートしたF1マイアミGP。2023年シーズンの開催に向けては再舗装が行なわれたが、主催者側は今後の時間経過によって、路面は更に改善されていくだろうと語っている。
 マイアミGPが初開催された2022年シーズンは、トラックのグリップに多くの不満が寄せられており、主催者側は全面的な再舗装を決定。2023年はまた新たな路面で開催されることになった。
 ただ2023年もドライバーからは路面のグリップ不足という意見は出ていた。特にレーシングラインを外れた部分では、週末を通じて多くのインシデントが引き起こされた。
 路面のグリップの低さの一因と見られているのが、表面に対するウォーターブラスト(高水圧の洗浄)が行なわれなかったことだ。新しく舗装された路面に対するこの措置はオイルを除去する上で役に立つが、今回は行なわれなかった。
 そのためいくつかの難点は残ったが、マイアミGPのマネージングパートナーであるトム・ガーフィンケルは、路面は時間経過により長期的には改善していくはずだと主張している。
「ウォーターブラストを行なわないことで、より長持ちするはずだ」
「そして、時間の経過によって変化していくことになる。この地の日差しや湿度、様々なことで路面は影響されていくだろうが、年月が経つにつれて、良くなっていくはずだ」
 なおマイアミGPで勝利したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はレースまでには十分に路面が改善されていたと語っている。
「週末を通じて、かなり改善されたと思う」と、フェルスタッペンは言う。
「もちろん、雨でもうちょっと悪くなることも心配していたけど、ほとんどの場所で問題なかった」
「ここはストリートサーキットなんだ。ラインの外で素晴らしいモノを期待するのは無理だ。そういうものだよ。でも全体として、昨年と比較してドライブするのが楽しくなったと思う。路面は結構良くなっていると思うよ。まず問題はなかった。悪くないトラックだと思う」
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