フロア写真は空力エンジニアの”大好物”! モナコGPで宙吊りにされたレッドブルRB19を「舐め回す」とメルセデス
F1モナコGPの予選Q1では、レッドブルのセルジオ・ペレスがサンテ・デボーテでクラッシュ。今季最強の『RB19』は回収のためにクレーンで釣り上げられ、そのフロア部分が露わとなった。
このRB19のフロアを写した写真から、ライバルチームたちは速さの秘訣を探ることになると、メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは語っている。
2022年シーズンから新たなテクニカルレギュレーションがF1に導入され、グランドエフェクトマシンが復活。エンジニアは、全体の空力パフォーマンスの60%がフロア面から引き出されていると推測しており、各チームともこのエリアを隠そうと躍起になっていた。
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しかし、モナコのサーキットは基本的にマシン退避用のウォール切れ目が少なく、クラッシュしたマシンはコース脇に設置されたクレーンで吊るされ、コース外へと移動させられることが多い。そのため予選ではペレスの『RB19』、その前のフリー走行3回目ではルイス・ハミルトンのメルセデス『W14』が宙吊りになり、フロア面が白日の下に晒された。
メルセデスとレッドブルは同じ憂き目に遭ったものの、モナコGPを含めここまで全戦全勝のレッドブルの方がはるかに厄介に思っているはずだとメルセデスのショブリンは言う。
motorsport.comがショブリンに、ライバルのフロア写真を見たかと尋ねると彼は次のように答えた。
「レッドブルは多分、自分たちのマシンが宙吊りにされていることに、我々よりもっと苛立っているだろうね」
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