「ニックは以前よりもずっと裕毅に近づいた」デ・フリースのパフォーマンスに満足したヘルムート・マルコ/F1第7戦
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、先週末のF1第7戦モナコGPにおけるセルジオ・ペレスのレース内容には感心していないが、アルファタウリのニック・デ・フリースが出した結果については喜んだ。
ペレスのトラブルは土曜日に始まった。予選Q1でぎこちないクラッシュを喫したことで、最後尾からのレーススタートが決まってしまい、ペレスは長く苦しいレースを戦うことになった。ファーストラップ後にミディアムタイヤからハードタイヤに交換してペレスの運を好転させようとしたレッドブルの戦略的試みは役に立たず、遅いトラフィックに足止めされたペレスは、惨めにも後方集団に取り残されてしまった。
ポイント獲得の可能性はなく、ペレスの苦境はランス・ストロール(アストンマーティン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)との接触と、5回のピットストップで悪化する一方だった。
「今日の数々のミスは、シーズン残りの分であることを願っている」とマルコは『Sky Germany』に語った。
「全体的にフリー走行の時の彼のスピードは素晴らしかった。しかし予選でのクラッシュが週末を台無しにした」
マルコはペレスのQ1での失態を「責任がないわけではないが、そぐわない」ものだと評価した。
「彼にとって、何もかもうまくいかなかった週末に過ぎない」とレッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは同意した。
「彼がバルセロナに来るのが早ければ早いほどいいと考えている」
ピットレーンの少し先では、アルファタウリのガレージに複雑な感情が漂っていた。角田裕毅はブレーキのトラブルのせいで入賞を逃したのだ。しかしデ・フリースは、アルファタウリ陣営の失望を部分的に補った。土曜日の予選は堅調で、レースではクリーンな走行で12位で完走したのだ。
デ・フリースの順位にポイントはつかないが、マルコからは励みになる称賛が寄せられた。
「アルファタウリでの彼にとって、非常に素晴らしい週末だった」とマルコは認めた。「ニックは以前よりもずっと裕毅に近づいていた。これが私が目にしたかった彼の姿だ」
「裕毅もブレーキトラブルに見舞われるまでは非常に良かった。この問題はチームが解決しなければならないことだ。彼らは頻繁にブレーキトラブルを起こしている」
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