周冠宇、F1スペインGPでの角田裕毅とバトルは「僕が避けなきゃクラッシュしてた」角田へのペナルティで今季2度目の入賞

 

 アルファロメオの周冠宇は、F1スペインGP決勝で彼をコース外へ押しやったとして5秒のタイム加算ペナルティが科された角田裕毅(アルファタウリ)への裁定について、正しい判断だったと考えている。
 13番手スタートの周と15番手スタートの角田は、レース序盤に入賞圏内までポジションを上げると、チェッカーまで接近したバトルを続けた。
 レース終盤、エステバン・オコン(アルピーヌ)、角田、周が等間隔で走り、8位争いを展開。角田はDRSを使用しながらもストレートで勝るオコンを抜ききれず、逆に後ろから周に仕掛けられることとなった。
 2台はサイド・バイ・サイドの状態で56周目のホームストレートを迎えると、ターン1でイン側に角田、アウト側に周という状況でブレーキング勝負となった。
 周はターン2でイン側のラインを取るためターン1で大外刈りを狙うも、角田がワイド目なラインを走ったことで、コース内に留まりきれないと判断。周は退避路へマシンを振り、角田の後ろでコースに合流した。
 角田の動きに対して周は「押し出しやがった! なんだよ!」と激怒。このインシデントが審議対象となり、コース外に押し出したとして5秒のタイム加算ペナルティが角田に科されることとなった。
 コース外を走った周は角田の後ろ10番手でチェッカーを受けたものの、角田へのペナルティによって9位に繰り上がった。
 リザルト上で5秒後ろまで降格させられることとなった角田は、僅差で後続のマシンが続いていたことで12位フィニッシュ扱いに。またとない入賞のチャンスを逃すこととなった。
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 角田は、周が「追い出されたようなふりをした」として、充分なスペースは確保していたと主張。ペナルティは不当だとレース後に振り返っていたが、対する周は異なる意見を持っている。
「とても簡単なことだ」と周は振り返る。
「ターン1のフレーキングまでに僕は前に出ていて、実際、コーナー中盤では僕がかなりスペースを空けていたんだ」
「でも彼が止まらずにブレーキを離して、僕を(コース外へ)追い出そうとしたのを見て、回避行動を取って退避路を通る必要があった。でなきゃふたりとも接触していた」
「その後はタイヤカスを沢山拾ってしまって、トリッキーな状況になっていた」
「でも最終的に、彼の後ろに並び続けて、ポジションを取り戻すことができたんだ」
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