【SNS特集】F1スペインGP:角田を待っていた厳しい結末。フェルスタッペンが初勝利の地で通算40勝到達

 

 レッドブル、マックス・フェルスタッペンが他をまったく寄せつけない独走劇でF1通算40勝を達成。その一方で、入賞目前のアルファタウリF1角田裕毅に下されたペナルティに釈然とせず、後味の悪い週明けを迎えた日本のファンも多かったかもしれない。そんなスペイン・バルセロナの週末をドライバーや関係者のSNSで振り返る。

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2016年のスペインGPでトロロッソからレッドブルに昇格したフェルスタッペンは、移籍直後にいきなりF1初優勝。あれから丸7年、初優勝の地、ここバルセロナでF1通算40勝を達成。アイルトン・セナの通算41勝はもう目前だ。

角田のスペインGPは、あまりにも厳しい結末が待っていた。

前週のモナコGPに続き、ほぼ手中に収めかけたポイントがまた指の間からすり抜けてしまった角田。
チームのツイッターでも「SPAIN」の「Pain」が強調されるほど。

今季初のダブル表彰台を獲得したメルセデスF1。このまま好調の波に乗っていけるか?

■スペインのヒーロー、アロンソとサインツの週末

地元凱旋レースが今季ワーストの結果となってしまったアストンマーティンF1フェルナンド・アロンソ。しかし、レース終盤には、目の前を行くチームメイトとは「無用な争いはしないから安心しろ」とチームに無線で伝え、納得のチームプレーを敢行。

地元スペインGPにめっぽう強いカルロス・サインツは、F1デビューの2015年以来、9年連続でスペインGP入賞を継続中。愛称のチリ(唐辛子)の帽子をかぶりスタンドに詰めかけたファンの声援に応える。

粘り強い走りで9位入賞を果たしたアルファロメオF1周冠宇。「その9位は本当は角田だったのに」と複雑な心境の日本のファンもいるかもしれないが、周を批判するのはスジ違い。ペナルティの裁定はレーススチュワードが下したもので、角田と周の真剣勝負の結末が今回はたまたまそうなってしまっただけだ。

大躍進の7番グリッド獲得もレースペースに苦しみ入賞には届かなかったハースF1ニコ・ヒュルケンベルグ。やや壊れ気味の表情が面白い。

電光石火のスピードが特徴のスーパーヒーロー、映画「ザ・フラッシュ」とのタイアップのヘルメットでスペインGPに臨んだアルピーヌF1ピエール・ガスリー。ヘルメットのサイドには映画に登場するバットマンやスーパーガール(スーパーマン)のロゴもしっかりと確認できる。

スペインのピアニスト、ローラ・アンドレスさんによるスペイン国歌&カタルーニャ州歌の生演奏。ホームストレート上に設置されたピアノから奏でられるメロディをアロンソとサインツが肩を組んで聞く姿がカッコイイ。

ロンドンでスポーツセラピーを受け、傷ついた心と身体のメンテナンスを行う角田。しっかりと回復を図り次戦に臨む。

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