マクラーレンの”Bスペック”アップデート導入は7月に。ステラ代表「”明らかに違う”マシンになる」

 

 マクラーレンは開幕の時点で開発目標をクリアできていないことを明かして以来、3段階のアップデートプランを展開。チームは現在その2段階目のアップデート投入を目指しており、7月のオーストリアGPかイギリスGPでそれが形になるようだ。
 アゼルバイジャンGPで最初のアップデートパッケージを導入したマクラーレンは、その結果が期待通りであったことや、風洞データとの相関関係にも満足していた。しかしそれでもマシンの空気抵抗は大きく、中団グループを争うライバルたちと比べてペースが悪いことが浮き彫りになっていた。
 夏休み前に導入される次のアップデートついてアンドレア・ステラ代表は以前、マシンが”Bスペック”になると言えるほど大きなモノになると予告している。
 この大幅アップデートは現在完成間近の状態となっており、7月のオーストリアGPかイギリスGPでの実戦投入を予定しているという。
 ステラはこのアップデートによって「明らかに違う」マシンになると明かしながらも、メルセデスのようにアプローチを変えるのではなく、今のコンセプトを進化させたものになるだろうと語った。
「マシンの競争力を高める必要がある。我々は、オーストリアからイギリスの間で利用可能となるパッケージを完成させたところだ」
「これにより、このクルマをより競争力のあるレベルに引き上げることができるはずだ」
「マシンを進歩させ、成功していると思われるコンセプトを進化させている。今あるものとは明らかに違うものになるはずだ」
「これは今後の開発の基礎となるものだ。またシーズン後半にも、大きなアップグレードがあるはずだ」
 オーストリアGPはスプリントフォーマットでの開催となるため、フリー走行が1セッションしかない。マシンをアップデートする上では最適なレースとは言えないが、準備が間に合えばアップデートを延期することはないだろう。
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