メルセデス、ライバルの前進でガッカリな結果に。Q2敗退ラッセル「何が起こっているのか理解する必要がある」

 

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1オーストリアGP予選Q2でトラックリミット違反によりタイム抹消を受けたこともあって11番手となったものの、ペース自体が苦しく「何が起こっているのか理解する必要がある」と語った。
 今回、予選では合計で47回ものトラックリミット違反が確認されており、コースにマシンを留めておくのが難しかったのは確かだろう。しかしラップタイムが抹消されなかったとしても、ラッセルはペースに苦しんでいるように見えた。
 ラッセルのQ2最初のアタックはユーズドタイヤを使ったこともあって1分5秒691。タイヤを履き替え2度目のアタックで1分5秒408までラップタイムを更新したが、これがタイム抹消となった。
 しかし3セット目のソフトタイヤで臨んだ最後のアタックでも1分5秒387とイマイチ伸びず、10番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と0.041秒差でQ3進出を逃した。
「今日は十分な速さがなかった」と、ラッセルは振り返った。
「プラクティスの最初のラップから、マシンのフィーリングが合わなかったんだと思う」
「(セットアップの)変更を行なう上で多くの時間があるわけじゃないから、スプリントレースの週末は難しい。明日に向けて一晩で何ができるか見てみよう」
「11番手というのはベストなスタートポジションではないのは明らかだが、今季はもっと後方から良い結果を出したりもしているから、すべてを失ったわけではない」
「プラクティスではタイヤのデグラデーションがかなり悪かったから、おそらく2ストップのレースになると思う」
「でもそうだね。今は何が起こっているのか理解する必要がある。僕たちは少し苦労している。特に土曜日(予選日)はね」
 チームメイトのルイス・ハミルトンは、Q2でラッセルを0.240秒上回りQ3に進出。しかしそのQ3ではポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.428秒差をつけられ5番手に終わった。
 ハミルトンは、レッドブルリンクがメルセデスのマシンに適したコースではないと認めている。
「今日はとても難しいセッションだった」
「簡単なサーキットではないね。過去にも、僕たちのクルマはこのサーキットに合っていなかった。それが今回も示された」
「天候や気温にもよるけど、明日のスプリント予選でもっといい結果を残せるか試してみるよ」
「日曜日のレースは5番手からスタートする。それは良いことだ。強力なポジションからのスタートだ」
「昨年はもっと後方からスタートし、厳しいレースだった(予選10番手/スプリント8位/決勝3位)。 …読み続ける

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