契約延長がズルズル遅れるハミルトン。チームは「金銭や期間の問題じゃない」と沈静化図る

 

 メルセデスは2023年限りで現在所属するルイス・ハミルトンとの契約が終了する。そのため両者は延長に向けた交渉を行なっているが、締結が遅れている。ただこれは金銭・期間の条件闘争によるものではないという。
 ハミルトンとの契約延長交渉はここ数ヵ月間様々な憶測が流れてきた。中にはフェラーリへの移籍など荒唐無稽な予測もあったが、ハミルトンとトト・ウルフ代表は交渉が順調に進んでいると語ってきた。
 彼らの発言から早ければ6月初旬にも契約が結ばれると見られてきたが、7月に入ってもメルセデスとハミルトンは契約延長を発表できていない。ウルフ代表もイギリスGP(7月9日決勝)までこれ以上の進展は無いと明かしている。
 こうした状況のため、契約交渉で問題が発生しているのではないかと勘ぐる向きもあった。しかしウルフ代表は、金銭面の問題にはなっておらず、時間がかかっているのは細部を詰めているからだと主張した。
「我々は細部まで徹底的にやりたいと思っている。時には全てを作り上げていく必要があるときもある」
「しかし今回、金銭は全く問題になっていない。これは将来についての話であり、我々が最適化したいことは何なのか、ということなんだ」
「期間やお金についてはもう話していない。それは別の話なんだ」
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