「悔しさを感じていること自体が嬉しい」F1新人ピアストリ、参戦10戦目にして早くも表彰台が見えた! イギリスGPで4位

 

 シルバーストンで行なわれたF1第11戦イギリスGP。決勝レースではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝し、マクラーレンのランド・ノリスが2位、メルセデスのルイス・ハミルトンが3位となった。
 マクラーレンのもう一台、今年F1デビューしたオスカー・ピアストリはセーフティーカー出動のタイミングが悪く、4位フィニッシュとなった。
 ピアストリは「表彰台まであと一歩だったから辛い」と語る一方で、レースの大半でマクラーレンがフェルスタッペンに食らいついていけたことを頼もしく思っている。
 フェルスタッペンとのバトルについて、ピアストリは次のように語った。
「正直言って、かなりエキサイティングだった。スタートを切った時は『よし、誰よりも上手くいった』と思って、スペースを探して走ったよ」
「でももっとエキサイティングだったのは、数周だけでなく残りのレースでも彼の後ろを走れたことだ。彼が僕らよりめちゃくちゃ速い訳じゃなかったんだ」
「だからかなりワクワクしたし、今回は僕らが純粋に2番手チームだった。期待以上だよ。チームを上位に戻せてよかった」
 またピアストリがピットストップした後にセーフティーカーが出動したことで、ステイアウトしていた他のドライバーに有利に働いたことが、彼が表彰台を逃す要因のひとつになった。
 彼は自己最高位ながらも4位という結果を悔しく思う一方で、そうした感情を抱いていること自体が喜ばしいと考えている。
「僕らはできることを全てやったし、後続を引き離していたのに、セーフティーカーが出たことで1秒遅れになった」
「だからちょっと痛いね。でも、シーズン前半の結果とは対照的な4位という結果に悔しく思っていることが嬉しいんだ」
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