ペレスの予選パフォーマンス改善を求めるヘルムート・マルコ。ドライバー交代の可能性は否定/F1第11戦
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスは精彩を欠いた予選での調子を理解する必要があると述べている。
F1第11戦イギリスGPでのペレスは、5戦連続でQ3に進出できなかった。ペレスの予選における苦闘は、Q1でクラッシュした5月のモナコから始まり、それはスペイン、カナダ、オーストリア、そしてイギリスへと続いた。
シルバーストンでは、ペレスは熾烈なQ1で敗退してしまった。コースの状態が良くなる一方で、Q1の終盤に赤旗が出されたために、走行のタイミングが悪かったドライバーたちは代償を払うことになったのだ。
「天気に苦戦していた」とペレスは認めた。「コンディションの変化が状況をより難しくした。その結果予選は不振に終わった」
「マシンにかなり苦戦させられるコンディションだったと思う」
しかしマルコはペレスの主張に納得できず、ペレスは土曜日の午後のパフォーマンスを上げる必要があると主張した。
「ペレスは予選について把握する必要がある」とマルコは『Sky Sports』に語った。
「普段の彼は素晴らしいレースをしているが、今回はまた幸運だった。ここでは簡単に追いつくことができた」
「それは常に彼の弱点だ。あまりにも頻繁に起こるので、彼は対処しなければならない。我々も取り組みを行う。ひとりのドライバーがトップで、もうひとりが16番手ということは、何かがおかしいということだ」
ペレスの不振によって、必然的にレッドブルでの彼の将来についての憶測が根強く取り沙汰されているが、マルコは改めてレッドブルのドライバー交代の可能性を一蹴した。
「彼はランキング2位で、素晴らしいレースをしている。そこがニック・デ・フリースとは違う」
「現時点では何も行動を起こす必要はない。そして彼の代わりになるドライバーもいない」
シルバーストンでは、マックス・フェルスタッペンがシーズン7回目のポールポジションを獲得したが、マルコはマクラーレンが目覚ましいスピードを見せたことと、コースコンディションの変化が相まって、フェルスタッペンの順位が危機にさらされていたことを認めた。
「厳しいコンディションで、どの時点でコースにでるか、数秒で判断を下さなければならなかった」とマルコは説明した。
「マックスにとっても困難があったが、十分だと思った時点で、事態はそうではないことが判明した」
「Q3でも最初の走行でポールポジションに十分だと思われたときがあった。2回目の走行をしておいて助かった。しかしコンディションが絶え間なく変わるなかで、タイヤの温度を上げるのは簡単なことではなかった」
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