2戦続けてエンジントラブルに見舞われたハースF1「何かに対して警報ベルが鳴っている」と問題に危機感
ハースのニコ・ヒュルケンベルグは、先週末のF1第11戦イギリスGPでケビン・マグヌッセンのマシンに起きた新たなエンジントラブルは、問題を調査する必要があることを知らせる“警報ベル”だと述べている。
ヒュルケンベルグは、今シーズンこれまでのところ2回パワーユニットのトラブルに見舞われている。しかしイギリスGPの日曜日にフェラーリ製パワーユニットの不具合に見舞われたのは、彼のチームメイトのマグヌッセンだった。マグヌッセンには予選の早い段階ですでに油圧の問題が出ており、ハースは彼のVF-23に古いユニットを搭載することになった。しかし、そのエンジンはレース半ばに達した直後に動かなくなった。
今シーズンのトラブルが懸念材料になっているかどうか尋ねられたヒュルケンベルグは、そう考えていると語った。
「そう思う。今年も何度かあったが、何かに対して警報ベルが鳴っているのは間違いない。僕たちのチームとマシンにだけより多くのことが起きているようだ」とヒュルケンベルグは語った。
「真剣に受け止めて調査し、理由を見つける必要が間違いなくあると思う」
ハースのVF-23は予選では速いことが証明されている。しかしレースでは、ドライバーの努力はタイヤのひどいデグラデーションか、信頼性の問題によって台無しにされてきた。マグヌッセンは、ハースのエンジンの信頼性は自分で制御することができないので、特に苛立ちが募ると認めた。
「これは僕がコントロールできる範疇から大きく外れていることのひとつなので、僕は気を揉むようなことはない」とマグヌッセンは話した。
「もちろん彼らが必要とする時はフィードバックを提供するが、エンジンを動かすことは彼らにかかっている」
「そこに僕が影響を与えることはできない。だから僕にできることは集中力を保ち、チームと連携し、次の改善策を見つけるのを手伝うことだけだ」
「これもレースの一部だ。最初からそうなんだよ。こうしたことは起きるんだ。僕はパフォーマンスの面で進歩できるようにより集中して、トップ10内に戻る道を探るよ」
「僕は予選を終えられず、レースも完走できなかった。だから僕の週末ではなかったことは明らかだ」
「僕はただ集中して、改善に向けた次の一歩を見つけなければならない。僕たちはトップ10に入るのに、今は少々厳しすぎる戦いをしていると思う」
ヒュルケンベルグは、レッドブルのセルジオ・ペレスとの接触のせいでフロントウイングを交換しなければならず、シルバーストンでチェッカーフラッグを受けることはできたが順位は15位だった。ヒュルケンベルグはその結果に満足することは決してなかった。
「良くはないし、退屈だ」とヒュルケンベルグは嘆いた。
「ピットストップが早かったことと、序盤にフロントウイングにダメージを負ったことが高くついた。基本的にそのせいで競争から脱落してしまった。その後セーフティカーが必要になったが、レースの終わりには遅すぎた」
「その後のペースと、トラフィックの状態はまずまずだったと思う。でもDRS待ちの車列があって、大きく進展させるのは難しかった」
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