リカルド「この休みが大きな助けになった」休養をとる決断の背景にアロンソとの会話があったと明かす
アルファタウリのダニエル・リカルドは、F1に復帰したことを非常に喜んでおり、F1第12戦ハンガリーGPの後、実際に踊りながらメディアエリアに入ってきた。これは報道陣がこれまで目にしたことのないことだった。
リカルドがチームメイトの角田裕毅を予選で上回り、彼より上の順位でレースをフィニッシュしたという事実が彼を前向きな気分にしたことは確かだが、木曜日の早朝にハンガロリンクに到着した時から、彼はよく知られた笑顔をみせていた。リカルドはすべての質問について進んで説明して明らかにしたが、結局のところフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と会話を交わしたことが、2023年にレースから離れる決断をするにあたって助けになったという。マクラーレンから放出されることが決まり、ハースがケビン・マグヌッセンのチームメイトとしてリカルドを起用したがっていた頃のことだ。
8カ月ぶりのレースの後、リカルドは次のように語った。
「この半年の休みが本当に大きな助けになった。予想していた丸1年の休みではなかったけれど、半年の休みによって僕自身は確かにリセットされたし、ふたたびエネルギーが湧いているのを感じている」
「フェルナンドとの会話を覚えている。今から2年くらい前だったかもしれないが、その時は休みを取ることは考えていなかった。僕たちはただおしゃべりをしていた。フライト中のことだったと思う。彼は、休みを取ったことはこれまでしたことのなかで最高なことのひとつだと言っていた。それで僕も考えるようになった。もし休みが必要だと感じたら、それほど怖がることはないだろうとね」
「そして彼が過ごした1年を目にして、自分も少し自信を持つことができた。だからこのポジションに就いて、またすべてが正常になった気持ちで戻ることができて、本当にうれしく思っている。グリッド、スタート、感情、アドレナリン、すべてを楽しんだ」
ハンガリーGPの予選では、リカルドはQ2で敗退し、レースではターン1で周冠宇(アルファロメオ)のミスのあおりを受けてポイント争いからは完全に外れてしまったが、週末全体を楽しんだ。そしてリカルドは、“自分の言葉を話す”マシンを持つことが、力を取り戻すのに重要だったと認めた。
「それは一番励みになることだ。何らかの理由で、マクラーレンのマシンが普段は僕の言葉を話していないように感じた。まちがいなくランドの言葉を話していた。彼は最大限に力を引き出すやり方を確かにわかっている。僕は特に昨年は少々行き詰まりを感じていて、そこから抜け出すのが本当に大変だった。だから休みを取った」
「今ではチームとこの環境が新鮮だ。おそらく僕にとって最善なことだったのだろう。それが、僕が求めることができるすべてのことで、進歩のようなものだった。僕はまた学んでいくことにオープンになっていると思う。それも重要なことだ」
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