マグヌッセン、ルクレールのアタック妨害で3グリッド降格。コンディションも影響し譲るに譲れず

 

 ハースのケビン・マグヌッセンは、F1ベルギーGPの予選Q2でクラッシュした後、後ろから迫っていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)のアタックを妨害してしまったことで、3グリッド降格ペナルティを受けた。 徐々に走行ラインが乾いていくという難しいコンディションとなったQ2。各車がソフトタイヤに履き替えたが、マグヌッセンはターン9で膨らみ、リヤを軽くウォールにヒットさせてしまった。 そのままコースに復帰したマグヌッセンはレーシングラインを走り続け、追いついたルクレールを大いに妨害することになった。 乾いているラインが1本しかなく、マグヌッセンを避けるに避けれなかったルクレールはこの件について不快感を露わにし、マグヌッセンにペナルティを科すよう訴えた。 セッション後の調査の結果、マグヌッセンおよびハースはもっとルクレールに対して気をつけるべきだったとスチュワードは判断し、マグヌッセンに3グリッド降格ペナルティを科した。 スチュワードは裁定の中で、次のように記している。「マグヌッセンはターン9でコースを離れ、ウォールに接触した。その後、再スタートしてドライラインを走行した」「ファステストラップを刻んでいたルクレールは、ターン16まで道を譲らなかったマグヌッセンに捕まった」「マグヌッセンは、特にターン11からターン15までのコーナーで、スピードを出したままウエット路面に出てルクレールに道を譲ることが安全だとは思えなかったと説明した」「スチュワードは、ルクレールがターン10でマグヌッセンのすぐ後ろに来るまで、マグヌッセンがチームからルクレールが後ろにいると警告を受けなかったことを認めた。また、チームは彼に、もう1周するために(コントロール)ラインまで行く必要があるのでプッシュするように指示した」「アクシデントに見舞われたマグヌッセンが減速しなかったことが原因なのか、それとももっと早い段階でマシンを止めることができるような情報をチームが与えなかったことが原因なのか、あるいは周回を重ねてプッシュするよう指示したことが原因なのか。いずれにせよ、スチュワードはマグヌッセンがルクレールの走行を不必要に妨げたと判断する」 このペナルティにより、マグヌッセンの決勝スターティンググリッドは13番グリッドから16番グリッドに後退した。 マグヌッセンは当時の状況について、motorsport.comに次のように語った。「ターン9の出口でウォールに激突し、マシンとリヤウイング、フロアにダメージを負ってしまった。もう一度トライしたけど、クルマにダメージを負っていた」「ベストを尽くしたと思うけど、コースオフするべきじゃなかった。クルマはかなりダメージを受けていたし、タイヤウォールに突っ込んでいたからね」 予選後、冷静に状況を振り返ったルクレールは、グヌッセンが置かれた困難な状況に理解を示した。「ドライラインは1本しかなくて、スリックタイヤでドライラインの外側を走るのはとても難しい」「通常の状況であればレーシングラインから離れていただろう。しかし、あのコンディションでは、そう簡単にはいかない」Additional …読み続ける

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