メルセデス、ついに車高の”スイートスポット”見つけた? 来季マシンの開発で「正解を見つけたと思いたい」

 

 2024年のF1マシン開発を進めているメルセデスは、グラウンドエフェクト・カーにおけるキモである車高について、ようやくスイートスポットを見つけることができたと語った。 メルセデスは2022年のレギュレーション変更でF1マシンがグラウンドエフェクト・カーとなって以来、苦戦が続いている。2022年のマシンであるW13はポーパシングやバウンシングに悩まされたが、ダウンフォースを発生させる上で許容される車高調整の幅が狭く、路面に近い位置での走行を余儀なくされた。 そのためマシンが底づきする危険性が高く、車高に敏感なために足回りを固めざるを得ず、バンピーなコースや縁石で問題が発生するという二重苦に見舞われた。 新規定2年目となる2023年のマシンであるW14は、W13の反省を活かしてより幅広い車高域でダウンフォースを発揮することを目指した。 しかしそのアプローチは慎重すぎたようだ。トラブルを敬遠するあまり、メルセデスはライバルたちと比べてはるかに高い車高でW14を走らせており、その分だけパフォーマンスをロスしているのだ。 フロア下の気流を活用することの重要性が大きく高まった現代F1マシンは非常に複雑であり、車高を根本的に変更することは、エアロマップの全面的な見直しを意味する。そのため、シーズン中の変更は不可能だろう。 そのためメルセデスは、問題解決は2024年のマシンで果たすことになると考えている。 …読み続ける

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