母国レースのプレッシャーに、さすがのフェルスタッペンもド緊張? レッドブル代表「そうじゃなかったらロボットだ」

 

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、マックス・フェルスタッペンが母国のオランダGPでプレッシャーを感じていなかったと考えるのは間違いであり、無事勝利したことで安堵したはずだと語った。 2021年にオランダGPがカレンダーに復帰したのは、もっぱらフェルスタッペンの存在が大きいだろう。オレンジ色の服を着て彼の活躍を応援するファン”オレンジ・アーミー”は、ザントフールトだけでなくヨーロッパのすべてのレースに集まり、フェルスタッペンを熱烈に応援している。 天候の急変により混戦模様となった今回のレース。フェルスタッペンとレッドブルが躓く可能性はいくつもあったが、フェルスタッペンは常にレースをコントロールし続け、プレッシャーを感じさせない走りを披露。ホームのファンの期待を裏切ることなく、ポール・トゥ・ウィンでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の持つ歴代最多記録に並ぶ9連勝を達成した。 しかし、レッドブルのチーム代表であるホーナーは、フェルスタッペンには大きな重圧がのしかかっていたはずだと話す。「もちろん、(期待の重さを)感じなかったとしたら、それはロボットみたいなものだ」「彼の顔を見ればわかるだろう。10万人のオランダ人が国歌を歌っているんだ」「それは彼にとって重要な瞬間だ。どの母国ドライバーにとってもそうだ。それに彼がマシンに乗り込む直前には、ロイヤルファミリーが彼に会いに来ているんだ」「彼は大きな期待を寄せられている。それを感じざるをえないし、今夜(日曜日)サーキットを後にするとき、彼はその条件をクリアしたことに大きな安堵を感じているに違いない」「緊張感は常に高まっていると思う。彼の周りにはいいチームがいる。彼は今週末、オーバーワークや過度の緊張はしていない。彼は普通のグランプリの週末と同じように過ごしている」 ホーナーは他のドライバーならミスをしかねない、ふたつのプレッシャーがかかる場面について例を挙げた。それは予選Q1で2度アタックが中断されたこと、そしてレース序盤にインターミディエイトタイヤを履いた後の追い上げだ。「今週末は、本当に際立ったポイントがいくつかあった。予選Q1の1周目だったと思うが、ターン1でコースオフして、次のラップでブロックされた」「黒い雲が迫っていて、多くのドライバーがそのプレッシャーに屈しただろう。彼はそうはならなかった」「そしてまた、多くのマシンの後ろでピットアウトし、パドックを通り抜けなければならなかった……」「それでも彼は冷静だったし、驚異的だった」 フェルスタッペンは自分がF1の歴史を塗り替えることにあまり興味がないと繰り返し述べているが、ホーナーは2023年に彼が成し遂げたことを”静かにとても誇りに思っている …読み続ける

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