マグヌッセン10位「一時はゲームオーバーだと思ったが、ソフトタイヤでのペースが良く挽回できた」ハース/F1第16戦

 

 2023年F1シンガポールGP決勝で、ハースのケビン・マグヌッセンは10位入賞を果たした。終盤、11番手を走行していたマグヌッセンだったが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がリタイアしたことで最終ラップで10位に繰り上がり、今季3回目のポイント獲得となった。

■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=10位(62周/62周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

 ピエール(・ガスリー/アルピーヌ)とマクラーレン勢に抜かれた時点で、完全にゲームオーバーだと思った。僕はブレーキにトラブルを抱えていて、ターン2でラインがはらんでコースから外れ、戻っては来られたものの、その時点でゲームオーバーだと思ったんだ。だが、セーフティカーが入って、ソフトタイヤに履き替えてからは本当にいいペースで走れて、ポジションを上げることができた。そして、最後にラッセルがウォールに突っ込んだおかげで、ポイントが転がり込んできた。

 僕自身としては、大いに満足している。10位に入るのは今年3度目で、どのグランプリでも苦戦の末にポイントを手にした。これまでのところ、本当に苦しい戦いとハードワークを強いられるシーズンを過ごしている。その中での3度のポイント獲得は奇跡のようなものだが、次のアップグレードを投入するまでは、もうこういうチャンスは期待できそうにない。

2023年F1第16戦シンガポールGP ケビン・マグヌッセン(ハース)
2023年F1第16戦シンガポールGP ケビン・マグヌッセン(ハース)

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